ストレスはなくすのではなく、上手な対処。
こんにちは。 カウンセラールームSUNの宮﨑です。
先日のカウンセリングの時の話ですが、
クライアントさんが、
「ストレスってない方が良いと思っていました・・。」と、仰っていました。
私もそう思っていました。
でも、生きている限りストレスをなくすということは、不可能なわけで・・、
この寒さも物凄いストレスだし、いくら仲の良い家族の間でも、毎日一緒にいれば、様々なことが起こって、それがストレスになることもあるわけですよね・・。
なので、ストレスをなくそう、なくそうと思っていると、
そもそも不可能なことを考えているわけなので、ずーっと考えていることになって、
その上ストレスをなくせない自分を責めたりして、それがまたストレスになったりして・・、です。
(人って、答えの出ないことでも、自分に問いかけている限り、答えを求めて考え続けるようになっているようです。)
では、どうするかというと、
生きていれば、ストレスはあるもの、と腹をくくる。
そして、
ストレスというのはエネルギーを消失していることなので、
消失したエネルギーをどうやって補給するか、ということの方へ、意識を向けてみる。
このストレスを何とかしたい!
ストレス嫌だー!
どうしてストレスがあるのー!
と考えている自分を、ちょっと眺めてみる。
(答えを求めるのを、お休みする。不可能なことはやめてみる。)
そしてとにかく、
自分はこの消失した分のエネルギーを、どうしたら補給できるか?
の方へ、意識を向けてみる。
私たちは、身体的なストレスに対する対処法には慣れていますが、
感情面のストレスに対する対処法には、あまり慣れていません。
お腹が空いたら、ご飯を食べるように、
身体が疲れたら、マッサージを受けたり、ゆっくり眠ったり、温泉に行ったりするように、
心が疲れた、エネルギーが減ってしまったら、その分のエネルギーを意識して補給する。
それが必要だと思います。
お腹が空いたまま動けばフラフラしたり、動けなかったりするように、
心も、エネルギー不足の状態が続けば、病気にもなったり、動けなくなったりします。
減ったエネルギー分は、補給する。
(もちろん、解決できることなら解決していく。できないことにはエネルギーを注がない。)
(エネルギーが満ちている状態から、自分を眺められると、きっと解決の方法も見えてきます。)
甘やかしていることでも、根性がないわけでもなくて、必要を満たしていること。
そういうことだと思いませんか?
その補給の仕方は、その方その方で違ってくると思いますが、
〇聞いてもらう、しゃべること、会話が感情のリカバリーには、とても有効です。
〇ありのままの自分を受け入れてもらう、自分もありのままの自分を受け入れると、いうことも大切。
〇感動、喜び、歌う、踊る、笑う、涙を流す、嫌な感情、ネガティブな感情も、上手に表現してためない。
〇スポーツ、ダンスなど、身体を動かすことによって、身体と感情の両方のバランスをとる。
〇一人の時間を持つ。
〇瞑想をしてみる。
〇呼吸を意識してみる。
(頭の中の考えを止めるのは、結構難しかったりしますが、呼吸は、自分で意識的に変えることができます。)
などがあると思います。
自分に合ったやり方を探すことも大事ですねー。
◆嬉しいこと、楽しいこと、好きなこと、ワクワクすることをやってみる ⇒ 心の栄養です。
◆様々な経験、嫌なこと、ちょっと苦しいこと、適度なストレス ⇒ 心を鍛えていることになります。
◆ゆったり、のんびり、ひたる、とどまるなど ⇒ 心の休養。
身体と同じように、心を元気にするには、栄養、トレーニング、休養が必要です。
人は、幸せな状態が本来は普通なのですから、
もし今、良い状態でないのなら、
自分を大切にすることは、甘やかしていることでも、根性がないわけでもなくて、必要を満たしていること。
と、思います。
いかがでしょうか・・?
でも・・、
やっぱり、気力、根性で頑張ることが素敵! 頑張りたい!
それも、OKだと思います。
自分で選ぶことですねー(*^^*)
もっと自分を好きになる。
変わりたいあなたを応援します。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
[カウンセリングルームSUN]心理カウンセラー宮﨑真由子でした。