知念ウシさんと高橋哲哉さんからのメッセージ
シンポジウムの開催まであと1週間に迫りました。そこで、知念ウシさんと高橋哲哉さんからみなさまへメッセージが届きました。
■知念ウシさんからのメッセージ
私は在沖軍事基地(目下の焦点は普天間基地の第三海兵航空団ですが)の「県外移設」を主張しています。1998年に普天間と名護の女性たちがあげた草の根の声、「普天間基地は名護にも普天間にも置けない。移設が必要というなら県外(=日本本土)へ」に学びました。
沖縄で県外移設を求める声は少しずつ確実に広がりました。近年の沖縄選挙区では、県外移設の公約を翻して県内移設容認に転じた県知事、国会議員は全員落選しました。県外移設は現在の翁長雄志県知事の県政運営方針となっています。
それに対して、日本本土の皆さんはどのように応答なさるのでしょうか。
日米安保体制を当然視し、関心のない人々には、このような沖縄の声も聞こえないでしょう。沖縄の状況に関心を持つのは平和運動などを担ってきた方々でしょうが、これらの人々はこの声に困惑してしまうことが多いのです。なぜなら、その方々は基地が嫌だから平和運動をやり、沖縄の基地反対運動にも協力してきたというのに、県外移設だと、基地を引き受けなくてはならないということになるからです。
日米安保・同盟体制が日本の有権者の多数の支持で成立するなか、沖縄の基地問題はこのように立ち往生しています。これには沖縄に対する日本の長年の植民地主義も関係していそうです。
この度、福岡の有志の方々がFIRBOを立ち上げ、この難問に取り組んで下さることになったと聞き喜んでいます。
福岡の皆さん、どうかシンポジウムにいらして下さい。そして、一緒に悩んで下さい。
■高橋哲哉さんからのメッセージ
私は、沖縄の米軍基地問題を解決するための方策として、日本本土への「基地引き取り」を提言しています。今回のシンポジウムは、同じ考え方に立つ福岡の市民の皆さんが手作りで準備してくださった稀有な機会です。ぜひ多くの方にご参加いただき、「基地引き取り」とはどういうことなのか、なぜそれが求められるのか、憲法や平和主義との関係で問題はないのか、実現可能なのか等、ともに考えることができれば幸いです。
☆☆☆シンポジウム参加のお申し込みはこちらから →→→ http://kokucheese.com/event/index/412972/
「私たちの出会い直し――沖縄の米軍基地を引き取るということ」
■日時:9月17日(土)18時開演
■場所:ふくふくホール
皆さまのご参加をお待ちしております!!