2期生お疲れさまでした
本日は卒業試験、模試の最後、そして最後の登校日になりました。
国家試験と同じ、200問を5時間でこなしてもらいました。
結果は改めてとなりますが、ひとまず皆さん、お疲れさまでした。
国家試験まであと34日。
本当にカウントダウンとなりました。
卒業を決めて、国家試験、そしてその先の就職へと、まっすぐに進んでもらいたいと思います。
「不安です」「緊張してきました」と不安を吐露する学生もいました。
当たり前です。
人生を決める大きな試験とも言える国家試験、生半可な気持ちで通るほど、甘くはありません。
「ちょっと資格でも取っとこうかしら」な気持ちで取れるほど、合格率も高くはありません。
だから、緊張して当たり前、合格するかどうか不安で当たり前。
眠れないなんてことになったらそれは心配ですが、それくらいの緊張感と、『絶対にSTになる』の気持ちがないと、この国試対策の期間を乗り切れないと思います。
「不安になったら『不安です』って言いなさい。不安を見て見ないふりしたら、体や心を壊す。『当たり前だよ』『ビビってないで、やるっきゃない』って言ってあげるから、焦りや不安は口に出しなさい。」と言いました。
この期間に髪が伸びた学生に「髪、伸びたね、どうするの?このまま伸ばす?」と聞くと、「国試終わったら切ります」と答えてくれました。
「ロングよりショートが似合うから、いいと思うよ」なんて話していたら、ずっと前髪が長かった学生さんなのですが、「今度は前髪を切って短くしてみようかと思っている」と話してくれました。
いつも前髪で表情を隠しがちな学生だったので、晴れた表情でそう語る姿は、ちょっとした自信と決意のようにも感じられました。そこまで大げさなことではなかったかもしれないのですが、悩みや不安も見つめてきた私としては、視界が広がるね、楽しみだね。と嬉しくなりました。
そして「国試終わったら髪切って、少し明るくしたいね」「就職先、結構街らしいね、楽しみだね」と少し先の話をしました。
国試のことばかり考えると、ちょっと滅入ってしまうのですが、学生たちが向かうのはその先で、そこに少しのワクワクを置いておけば、ちょっとだけがんばる気持ちも高まります。
新しい門出がもうすぐそこだと改めて感じたやり取りでした。
嬉しくも寂しく、寂しいけど嬉しい。
私にとっても同級生である2期生が、笑って向こう側へ駆け抜けていくのをしっかり見守り押し出したいなと思った、最後の登校日でした。