獅子座満月の星読み
2021年1月29日、獅子座満月です。
半年前の新月チャートを振り返ってみます。
獅子座の新月は10ハウスで、土星とタイトなインコンジャンクト。海王星と木星・冥王星がセクスタイルし制限が弱くなっていた夏の間に人の移動が増えたのが、山羊座の時期に再び厳しい状況を招いたのでしょうか。
8ハウスにある金星は天王星とセクスタイル。社会とは一線を引いて粛々と自己改革を進めていきます。
その金星が、1ハウス山羊座で芽を出すのが満月のチャート。
山羊座の季節の後半から、月以外「火」のサインに天体はなく、社会は水面下に潜っているような状況。月は8ハウスで、人の気持ちも連動するように沈みがち。でも、表に見える社会だけが全てではありません。
1ハウスは社会を表す山羊座がインターセプト。芽を出した金星が、冥王星の洗礼を受けて太陽の方向へ向かっています。社会の中で活かしきれていなかった自分の価値を見直し、利他の精神に基づいて役立てられるものへと変容させていく。行動し自己表現し続けることも改革の基盤になります。
太陽のある2ハウスは「自己価値・才能」を現すハウス。チャートルーラーの木星も太陽とコンジャンクションしています。宇宙から自分に与えられたギフトを思い出してみて。
水星と3ハウスの海王星はノーアスペクト。コミュニケーションと学びに境界はいらない、枠が外れより自由な個の繋がりができていきそうです。
満月のサビアンシンボル
月:獅子座10°「早朝の露 」
太陽:水瓶座10°「一時的だと証明される人気 」
太陽は、大局的な視点で持って世の中を見据えることを、月はこの世界を新鮮な眼差しで見ることと自分の才能や価値を楽しみながら他者と分かち合うことを求めています。
様々な角度から世界の変化変容を実感し理解して、新しい在り方への希望を見出していく。
新たな自己が現れはじめる獅子座の満月です。