DOVIZIOSO17
2021.01.15 09:20
ドヴィジオーゾとSUOMYの軌跡を辿るお話。
2018年第13戦サンマリノGPミサノ。
サンマリノと冠していますが、ドヴィジオーゾやロッシにとってはミサノの方が故郷に近く、イタリアGPよりもホーム感が強いです。
この年のサンマリノでは何かが違いました。気合というか、自信というか。
ドヴィジオーゾはフリー走行から他を圧倒する走りを見せ、予選は4位でしたが、余裕がある感じ。レースペースでも手の内を見せていないような気がしました。
スタート直後はPPのロレンソにトップを走られますが、5周目に抜くと6周目からかなりのハイペースで引き離す。
この年のチェコでも見られた黒馬バージョンの走りです。このハイペースでもタイヤマネージメントが出来ていたというからさすがです。
レースはそのままトップを譲ることなく、2位マルケスに約3秒の差をつけて優勝。
ウイニングラップは国旗を被ってしまうという珍事件が起きました。
ミサノでの珍事件はベストショットとなり、ネットニュースや専門誌、ヨーロッパのスポーツ紙の表紙を飾り、日本ではカタログの表紙に採用した一枚になりました。
国旗に包まれて、シルエットだけが伺えるヘルメットが芸術的にすら思えました。
ではまた、次回に続きます。