ZIPANG TOKIO 2020伏見稲荷大社は「庶民の信仰の社」であり、「神様と自然と人とが共生する社叢・稲荷山」
外国人の人気NO.1は伏見稲荷大社! その伏見稲荷大社は京都府伏見区にあります。旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」が発表した「外国人に人気の日本の観光スポット」2016では3年連続で第1位に上がっております。 そうした傾向は一つのブームとなり、最近では国内の観光客も世代を越えて、そのご利益とスピリチュアル体験を求めてご参拝が増えているそうです。
Foreign popular NO.1 Fushimi Inari Taisha! The Fushimi Inari Taisha Shrine is located in Kyoto Fushimi-ku. It is up to the review site, "TripAdvisor", "a popular Japanese tourist spot to foreigners" was announced first place for the third consecutive year in 2016 of the journey. Such a tendency is to become one of the boom, recently also beyond the generation domestic tourists, It is said that an increasing number of your visit in search of the divine favor and spiritual experience.
伏見稲荷大社とは 全国に3万あるといわれている稲荷神社の総本宮で、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)を主祭神として佐田彦大神,大宮能売大神,田中大神,四大神 の五柱の神が祀られています。 伏見稲荷の始まり 711年秦伊侶巨(はたのいろこ)が稲荷山の三ヶ峰にそれぞれ神を祀ったのがはじまりです。伏見稲荷大社は松尾大社と並び秦氏の氏神でもありました。
伏見稲荷大社の見どころ ・「千本鳥居」と「楼門」 幾重にも続く朱塗りの千本鳥居は日本でも独特の幻想的な宗教的景観装置です。まず伏見稲荷大社に着いて表参道を進んで行くと、そこには楼門が現れます。その大きさは京都市内の神社の正面にある楼門としては最大規模で、1589年豊臣秀吉により建立されました。
・おもかる石 おもかる石とは、奥社奉拝所の右後にある2基の燈篭の頭にあたる宝珠のことですが、燈篭の前で願い事をしてから、この石を持ち上げます。すると、それが思っていたよりも軽ければ願いが叶い、重ければ願いが叶わないという謂われがあります。
・奥社奉拝所 千本鳥居を抜けると、こちらは伏見稲荷大社の奥社奉拝所となります。ここから稲荷山へのご登拝入り口があります。
※本来、この奉拝所とは稲荷山そのものが御神体であり、その神々を遠くから拝するところです。
外国人の間ではウォーキングができることでも人気があり、ここから稲荷山へ登る方が多く見られます。
伏見稲荷大社の御利益 お稲荷さんとは宇迦之御魂神を主祭神とする五柱の神のことを指していて、五穀豊穣,商売繁盛,交通安全に御利益があるとされています。その中でも特に商売繁盛を願って参拝する人が多いようです。
伏見稲荷大社の参道は2つ 表参道と神幸道の2本があります。 自家用車利用の場合と、京阪「伏見稲荷駅」から訪れる場合には「神幸道」から参拝することになります。またJR「稲荷駅」から訪れると伏見稲荷大社の正面から表参道を通ってのご参拝となります。こちら側には露店などの土産物屋はなく、沢山の土産物屋や食堂は裏参道に集中しています。
伏見稲荷大社の境内の広さ お稲荷さんの境内は、京都のいわゆる「東山36峯」の一番南に位置する稲荷山が大部分を占めています。その西麓一帯を含め約26万坪(約87万平方メートル)が境内です。因みに甲子園球場は約1万2千坪(約3万9千6百平方メートル)です。
付記「千本鳥居」ができた秘密 実はこの朱塗りの千本鳥居は参拝者が奉納し続けてきた賜物なのです。元々は伏見稲荷大社に御参拝後、願懸けして願いが叶えばお礼として鳥居を奉納してきたのです。この信仰は鳥居をくぐることによって願いが「通る」という意味で、江戸時代から始まったそうです。
因みに朱色は、古来、魔除けの色とされてきましたが、伏見稲荷大社では稲荷大神様のご神徳である豊穣のお力を表す色と説明されています。
これからも伏見稲荷大社は人々が幸せを求める「庶民の信仰の社」であり、「神様と自然と人とが共生する社叢・稲荷山」であるように私達国民は願っています。
鎹八咫烏 記
協力(敬称略)
伏見稲荷大社
〒612-0882 京都市伏見区深草薮之内町68番地
TEL(075)641-7331 FAX(075)642-2153