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420 執念の取材

2021.01.16 02:09

自ら、時間もお金もかけて現場に行き、事の真相をつかむ、把握するのが「取材」だ。

美味い料理と同じで、食材を見抜く目、手間暇かけた仕込みが必要だ。


自分が発する質問内容が大事。

政治なら、人と金のつながりを看破する力。

料理なら、自分の食歴が問われる。

原材料のよさを知るには、農林水産業の現状も知る必要がある。


自分の五感が頼り、何より重要。

センス、経験どちらも要求される。


自分で事前に徹底して調べ上げ、現場で事実を何度も確認して、記事を書く。

分からないことがあれば、遠慮なく、追加の電話取材を行う。

よい取材文章を制作するためには不可欠。


そこの部分は現役の新聞記者も、退職記者も、雑誌編集者も、フリーのライターも、SNSが好きな市民記者もまったく同じ。


知ったかぶりはダメ。

他人に聞くのもダメ。

他者発の情報を信じてはダメ。

印刷物の無断引用は当然悪。


現場に行かないと、書けない。

現場に行かないと、写真を撮れない。

現場に行かないと、その方の努力をつかむことができない。


複数の情報源からネタを集め、精度を高める。現場に何度も通い、人間関係ができると、とっておきの話を入手可能。


だから、絶対に、

「教えてください」はいけない。


取材放棄。

自ら知る権利を捨て去る。

自分で動かないと。


薄っぺらい思い…。

楽してネタを得ようとする。

そしてそれを拡散。


よい取材ではない。


よい取材を実現するには、

何度も現場に足を運ぶ執念がいる。



■取材に執念を燃やす。徹底した現場取材がよい文、よい写真を生み出す=山口県周南市栄町、喫茶店たまゆら