Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

二足四足協和国

小動物の繁殖について③

2021.04.24 02:00

たぶん、お母さんの初乳さえも飲めていないであろうその子に、粉ミルクの味を教えます。

拒絶が起こりにくいように温度と濃度に気をつけて、今回は整腸剤も混ぜました。

先ずは数滴だけ。時間をおいて、再度数滴。

いくら巨大児とは言え、下痢を起こせば状態は一気に変わります。

お腹が空くのを待って、でも空きすぎない程度の時間を計り、いよいよ人工保育の開始です。

この間に、飼育ケースを創作します。

先ずは、転がらずにお腹を下にして留まっていられる体制がキープできるよう、紙オムツで壁や仕切りを作りました。

それでも油断すると直ぐに転がってしまいます。

体温が低下しないように保温もしなくてはなりませんが、横たわった状態に転がる事はあっても、場所の移動が出来る訳ではないので、低温火傷にも気を配らなくてはなりません。

転がった状態が続くと目の周りの毛が押しつぶされ、もがく事で顔周りの毛はボサボサになり、逆立った毛が目に入る事で目の状態も低下。目ヤニで目が開かなくなる事も多くなりました。

角膜は濁りうつろな右目とは裏腹に、輝く明るい瞳の左目。

転がらなければ傷つく事はない右目を守るために、私の創作物は時間と共に変化していきました。

このモルモットに瞳と命名。ひ〜ちゃんと呼ぶ事にしました。

その後については、ひ〜ちゃんのタイトルでお話しさせて頂きますね。


              =続=