文化遺産の町シントラへ
ロシオ駅から電車に乗ってシントラへ行きました。
ここにはユーラシア大陸最西端の場所「ロカ岬」があるんですが、今回ヨーロッパへ行くにあたって最初にロカ岬へ行く事が目的でした。
窓口で1dayパスを買い、約40分ほどで到着です。
シントラの町は文化遺産の名所を巡回するバスが一日中走っているし、駅の近くにはカフェやレストランも沢山あります。
せっかくなので何カ所か見ることに。
・ムーアの城跡
7〜8世紀ごろに、イスラム教徒のムーア人によって作られた城の跡地。
ここもすごい坂道と階段が続いていました。
これは!完全にファンタジー映画の後半でドラゴンと決戦する所じゃん!!!
と想像を膨らませながら、しばらく街を見下ろしてました。
風も強くて冷たくて、足を踏み外したらこれは大変だなと思いながら。
歴史がそのままここにあるような、言葉では表せないほどの所でした。
・ペーナ宮殿
現在、国の文化財となっているペーナ宮殿は、1836年に女王マリア2世の王配フェルナンド2世により建てられた。
だそうです。(Wikipediaより)
ここは中も見学できて、豪華なインテリアや装飾品、生活用具なんかそのまま展示されてました。
大航海時代の雰囲気そのまま残っていて感動。時々東洋の置物なんかも飾ってありました。
この城の外観はすごくおもちゃっぽいというか、ディズニーランドぽいな〜、て思ったんですが、ディズニーランドのルーツはポルトガルからヒントを得てるのかもしれないですね。(ディズニーシーの航海のイメージなんてまさに)
路面電車に乗っていても、乗り心地とか、車窓から人と景色を眺めている感じが、古いアトラクションに乗ってるみたいでした。
・ロカ岬
夕方ごろついにロカ岬へ到着しました。
ここはシントラの駅から更に30分ほどバスに乗って向かいます。
ついに来たんだな、ていう気持ちでいっぱいでした。空の青と海の青が反射して溶け合ってるような景色。こうゆうのって写真には全然収められないんですね。
ここの空気は本当に神がかっていて、強い力を感じました。
留学をしようと思ったのがちょうど3年前の今くらいだったんですけど、この十字架の石碑を見たときに、あぁ、ついに達成したんだなていう気持ちと、これまでの自分の人生がここで終わったような気分でした。
悩んだり、焦ったり、失敗した事も全てここへ置いていって、次に進んでいける、と思って帰りのバスに乗りました。
ここのお土産店で、おまもりに小さな黄色いニワトリのオブジェを買って帰りました。
ポルトガルってニワトリが国鳥なんですね。
幸福を呼ぶ「ガロ」らしいです。
大切にしよう。
つづく