ラリー・クラークの恩返し
2016.09.14 02:48
9月23日から写真家で映画監督でもあるラリー・クラークの展覧会が開催される。僕が彼を知ったのは映画「KIDS/キッズ(1995)」。アメリカの若者を赤裸々に描いたそのオシャレな描写に当時相当な衝撃を受けた。もちろんKaneZから限定発売されたシグネチャーキャップも被った。
73歳になったラリー・クラークは、今まで撮りためてある多くの写真をどうしようか考えていました。美術館へのアーカイブ寄付やオークションで売るのではなく、今までのキャリアを支えてきてくれた多くのファンや友人に持ってもらおうとの自身の熱い思いからこの展覧会はスタートしております。ラリー・クラークは「この展覧会は今まで何度も自分の展覧会に来てくれ1万ドルや1.5万ドルするプリントを買えなかったファンの子達へ、これはスケーターやコレクター達へのお土産や記念品とし、自分がハッピーに死ぬためのお返しなんだ」と語っています。
なんと会場では、1992年から2010年までの間に発表した「KIDS/キッズ」、「BULLY/ブリー」、「Ken Park/ケン・パーク」、などの代表的な撮影シーンや、それらの作品のロケーションで撮り下ろした多くのスナップショット、Supremeのカレンダー撮影の際に撮り下ろした貴重なポートレートやセルフポートレートが15,000円で販売されるのだという。
■TOKYO 100
期間:2016年9月23日(金)〜9月30日(金)
時間:12:00〜19:00
場所:東京都渋谷区神宮前2-32-10 GALLERY TARGET