吉田市民センターでのお話し会の取り組みまでの道のり
「コミュニティと在宅医療のお話し会」
今、この言葉を聞けば自然に、水戸の市民センターを単位として、参加される方の在宅で暮らしていく上での不安について、医療・介護の専門家が若干のアドバイスを交えながら、一緒に考えて話し合うというスタイルであるとパッと頭に浮かぶようになりました。
しかし、この活動をまっさらな所から初めて、それこそ、草の根活動をして1年弱の間に会の形を作り上げ運営していたコミュニティワークの第一人者、ご存知、イ(にんべん)の付く健築家こと関原さんが水戸を離れるかもしれないと始めて聞いた、今後は自分達でこの活動を続けていくのか、それとも難しすぎる壁なのかと選択を迫られた去年の春頃、はっきり言って、今のようにガッツリと関わっていくことになるは考えていませんでした。
関原さんが水戸を離れると知らされたあの頃は、暗中模索で水戸在宅ネットワークのメンバーでも何度か会議や話し合いを行い、その中で、お話し会自体は良いことだとは思うので続けられたらいいが、どうしたら続けていくことが出来るのかが、考えても考えてもわからないというモヤモヤした状況がしばらく続きました。
しかし、話し合いをくり返す中でこういった民間主導型で行政がサポートするというスタイルでの活動は、日本中どこにも無いこと、制度の狭間で不安を抱えている方の心配事を安心に変えるのはこの方法が一番よいのではないかとういうことで、魁の都市、「水戸」の住民として何とか続けていこうということが水戸在宅ネットワークの総意となりました。
そして、「水戸スタイル」のお話し会のタスキを受け継ぎ、出来れば地域の方を新しい担い手に出来るように、それまでは、自分達在宅ネットワークの主要メンバーの中で徐々に決定事項になっていったわけです。
(以下次号に続く)