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smile cancer supporters 笑愛(わらいあい)

出会ってくれてありがとう

2021.01.16 21:41

仲間をお見送りしてきました。

最後まで笑顔が素敵でした。


彼女と出会ったのは、

2018年11月

「がん体験者と家族のための笑いヨガクラブ」に参加してくれました。

実はこの日、私は東京のセミナーに登壇するため留守

でも笑愛の仲間達が、みんなでリードして、シェア会も温かい時間にしてくれました。

翌火曜日、手稲のクラブに来てくれて、私と会うことになりました。

クラブが終わってからのランチで、今の状況を話してくれました。


1月に膵臓がんが見つかったこと

でも、手術ができない💦

抗がん剤しかない

何もしなければと命の期限も告げられていました。


でも、痛みもなく元気にしている今

抗がん剤を受けて副作用に苦しむのはどうなんだろう

どうしても抗がん剤の悪いイメージしか浮かばない

疑問を持ち、治療をしないでいました。

でも、このままでいいのか

不安もいっぱいでした。



私は、

確かに治療は抗がん剤だけではないよね

納得しない治療は効果が出ないかもしれない。

まずは気持ちを整理していこう

そのお手伝いはするよ!

と伝えました。

そして、治療法もドクターもいろんな方がいるよ

と石川開催の「がん治っちゃったよ!全員集合!」のチラシを渡しました。



この船戸先生のこと、検索してみて!

こんなドクターも居るんだよ!

世界を広げていこう😊


実はね、

私、今週土曜日、仲間とフェリーに乗って石川に行くのよ!


そんな話をして

LINEで繋がってその日は別れました。


そして翌日、こんなメッセージ❣️


石川に私も行きたくなりました!

そしていろいろ話してあるうちに

彼女はもう石川に行くことを決めてしまいました。


木曜日は祝日、

彼女の行っている病院で膵臓がんのセミナーがあり

娘さんと参加することになり

私もその病院の患者サロンにいつも行っていて参加予定!


そこでまた会えるね

娘さんに挨拶するね!

そりゃそうだよね

会ってすぐに石川に行くなんて!


セミナーで娘さんにお会いして


必ず連れて帰ってきますから 笑


とご挨拶しました。


セミナーでは、

膵臓がんとはどのようなもので

どのような経過をたどるのか

抗がん剤の有効性など

たっぷりお話を聞き、

家族グループ

患者グループでのシェア会もありました。


話を聞いて、なおのこと

船戸先生に会いたくなったそうです😊


そして土曜日

石川に向けて

仲間と小樽港からフェリーで出発❣️

名付けて「北前船美女軍団」🤣🤣🤣

そして「がんなお」に参加

彼女には前の方の席で参加してもらいました。

「がんなお」では

最後に参加者の方に決意表明をしてもらい、みんなで大丈夫コールを送っています。

なんと❣️

彼女はいつのまにか手を上げ

舞台の上にいました。

そして


私はここに来てよかった!
私は札幌に帰ったら、まず主治医を変えます❗️❗️


と決意表明していました!

あらら💦💦💦


私は責任を感じてしまいました。

でも、私との出会いを引き寄せた彼女にしっかり寄り添っていこう!

そんな覚悟もできました。


だから懇親会では、彼女を船戸先生の向かいに座って、話をたくさんしてもらいました。


たくさんの出会いも引き寄せました。





札幌に帰ってきて

すぐに彼女から電話!

来月すぐにリボーンに行くことにしました!


ええ❗️❗️❗️

娘さんやご主人はなんで言ってるの?


娘は忙しいと言って話を聞いてくれません。避けてるのかも💦


そりゃそうだ!

だから、今回は彼女を引き止めました。

焦らないでいこう

娘さんとちゃんと話して

納得してくれなくても

自分の思いをちゃんと伝えてから動こうよ!


彼女も思いとどまり、お正月に家族と話しました。

そして、ご主人とリボーンに行ってみる、

ということになりました。

家族を動かしました!

すごいね。

ご主人もリボーンを気に入ってくれて

彼女がここで治療を受けることを賛成してくれました。



そして3度目にリボーンに長期滞在で行った時

周りの人に笑顔がないことがとっても気になったそう


彼女は、「私、笑いヨガをやってるんだけど!」と話しかけたそうです。

それってどんなの?

そこで彼女はいくつかエクササイズをやってみたんだそう


その時、

私、笑いヨガを伝える人になりたい❣️

とワクワク💖を感じて

帰りの空港で

リーダー養成講座を受けたいです!

とメッセージが来ました!

なんと!

開催予定の2日前でした❣️


そしてリーダーになっちゃいました!

それからは

私と一緒に病院のがんサロンで笑いヨガを伝えました。

リボーンでも笑いヨガをやりました!


そこで名古屋の小林先生との出会いも引き寄せました。


彼女は、がんになる前に児童ディサービスに勤めていました。

そのことから

私が行っている児童ディサービスでの笑いヨガにも一緒に行きました。

子ども達の前でキラキラ✨していました。

帰り道の車の中


特別支援の必要な子のお母さんは、なかなか笑えていない💦
お母さん達が笑えるようなサロンを開きたい
それが私の夢になってきた❣️

じゃあ一緒にやろうよ❣️


そんなワクワク💖の話で盛り上がりました。


抗がん剤治療を拒否した彼女

その事も何度も話しました。

どうして受けたくないんだろう

自分はどうしたいんだろう


たくさん話して確かめていきました。


その後、小林先生との出会いから

札幌の病院で放射線治療、オプチーボ

温熱療法を受けることにしました。、

彼女が納得して決めた治療です。


でも去年の10月くらいから腹水が溜まり始め、カート治療も始めました。

彼女は、会うたびに

ひでねぇみたいにここからV字回復するからね!
いつも笑顔でした。

痛みもありました。どんどん動く事もできなくなってきました。


でも、今を楽しむ!

気分がいい日は、突然だけど!

と仲間を誘ってランチに行ったり

家族に行きたいところに連れて行ってもらったり❣️


でも、二週に一度のカートでは間に合わなくなり、元旦に腹水を抜く予約を先生が入れてくれた!と聞きました。


12月30日

私がシュークリームをお家に持って行った時

玄関まで歩いて出てきてくれて、

調子もいいし、ご飯も食べれているから、元旦の治療は断ったと!

だから5日にカートにしたよ!と話してくれました。


それなら!っと元旦に、

北前船美女軍団でLineビデオ通話でおしゃべり会!

いっぱいおしゃべりして

仲間も彼女の笑顔を見ることができました。


でも5日に入院した時は、もう歩けなくなっていて

このままお家には帰せないと言われたそう💦


7日の日、振り絞るような声で私に電話がありました。


どうしても家に帰りたい

在宅の先生を探してる

まだ、諦めてないから❣️


でもね、子ども達や夫のために

看取り士をお願いしたいの

「看取り士」の映画を夫と見てるから

夫のためにもそうした方がいいと思うの

家族を安心させたい

ひでねぇお願い!


わかった!


すぐに仲間でもある看取り士に連絡を取り、家族に看取りの本を読んでもらいました。

母が家に帰る前に読んで準備をします。

そう受け取ってくれました。

なかなか見つからなかった在宅の先生も金谷先生を引き寄せ

12日に帰宅できました。


私もすぐに会いに行きました。

おかえり!

と言うとにっこり笑ってくれました。

その時、私が持って行った薄皮を向いたミカン

すぐに食べたい!

娘さんが食べさせようとすると

箸!箸!

娘さんが箸で小さくして口に運ぶと、パクパク食べてくれました。

そっか!こうしたらいいんだ!

最後まで母として教えていました。


他に何食べたい?

桃!!

この時期、缶詰やゼリーなら…


でもシロップが…💦生の桃がいい


最後のわがままでした。

笑わせてくれました。


よく朝、家族に見守られ

静かに、穏やかに息を引き取りました。

最後、にっこり笑って、目じりに「笑いじわ」があったそうです。



彼女との出会いは、たくさんのワクワクを一緒に引き寄せ、たくさんのつながりと学びをもらいました。


彼女とご縁を頂いたドクターたち皆さんが、すい臓がんであのような状態から3年生きたのは奇跡かもしれない、と言ってくれました。

そしてFacebookにも投稿で伝えてくれました



小林先生は、

彼女は、このような生き様もあるんだよ ということを伝える使命だったのかもしれません。助かる人だけの物語がもてはやされますが、このように生き切った方の物語も大事ですね。人には生きて伝える役目と、命を終えて伝える役目があり、それぞれ役割分担があるのだと感じました。


彼女の棺には、皆からのメッセージを娘さんがプリントアウトして入れてくれました。

笑いヨガの時につけていたネームと共に。

向こうの世界でも、皆に笑顔を伝えるんだよね!


読んで頂きありがとうございます。


長い文面になりましたが

どうしても彼女のことを残しておきたくて


ひーちゃん 出あってくれてありがとう

大好きだよ❣️



#すい臓がん

#笑愛

#リボーン洞戸

#笑いヨガ