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いきかたのデザインVol15 《最期は家族よりも友達といたい?!》

2016.08.29 03:00

S地区お話し会に参加されたEさん(80代女性 母娘)のいきかたのデザイン
 
もし、余命半年と告げられたら自宅での最期を希望しますか?の問いかけに、娘さんと参加されていたEさんが、


「自宅より何より、仲間と一緒に過ごしたい!家族とよりも。」(一緒に参加している娘を横目で見ながら)


お伺いすれば40年間、市民センターで卓球サークルを続けておられ、仲間と共に元気に過ごされていらっしゃるとのこと。まさに地域のつながりは満点。まだまだ、健康でありつづけることばかり考えられていた。


しかし、在宅医療・ケアのことになると全くと言っていいほどご存知なく、娘さんに頼り切り。ご自身がどうしたいのかもよくわからず、「友達が一番!」と、いきなりびっくりするような話が飛び出し、娘さんは苦笑い。お話し会が家族で考える時間となった。病院、施設、在宅。状況に合わせ、考えていくこと。その時が来てみないとわからないことかもしれないが、自分の考えを話しすることが大切である。


Eさんは、「絶対友達と施設!」と、最後まで笑いながら娘さんと帰られた。何はともあれ、娘さんと一緒に参加されたことでこれからのことを話すきっかけとなった。結果的に、どうなるかわからないが。


日々の暮らしを"振り返り"、地域のつながりを"確認"しながら、"いきかたの選択肢"を広げ、"こうありたい"と思えるきっかけとなるお話し会。「来てよかった!」「在宅ができれば」「もっと知りたい」等の声をいただけ何よりである。