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青春モノクローム。

③弓と禅の一考察(待つ)

2016.09.16 08:20

4【放れ】p49~60

ヘリゲル博士は、1年の修業により、"精神的に"弓を引くことができるようになりました。


次の段階は「放れ」です。

放れとは、一杯に引き絞った弦を、指を伸ばして引き離すことを言います。


この放れが実に難しい。


親指を押さえている3本の指を開くこが、

"努力なしでは"できないのです。

努力とは、力みながら開くことを言います。力みは、放れの瞬間に衝撃を生み、射をぐらつかせます。

強い張力を支えている指は、そう簡単に開かないのです。


この放れを、少しの身体の動揺を伴わずにやってのける師範が、博士に言いました。


「待ちなさい。」


機が熟せば、指は"開かれる"というのです。


弓道は奥が深いです。