本来の感覚をとりもどせ
人の体は守るために感覚をマヒさせる生き物である
たとえば
聴覚。。。爆音を聞き続けることはしんどいので
大音量が適温量であるとマヒをさせてうるさいという感覚がなくなる
が、静かな所に行くと耳の聞こえ方がおかしく順応させていたことがわかる
映画館やコンサートなどを見るとあじわうことのできる体験である
嗅覚。。。くっさい匂いを嗅ぎ続けるのは精神的にきつい
この臭いにおいもある程度たつと気にならなくなるようになる
が、新鮮な空気をひとたびかげば、とたんに臭くてたまらなくなる
こんな感覚と同様に味覚も同じである
味つけの濃いものを食べているとだんだんマヒして濃い味を求めるようになる
濃い味という定義はわかりずらいかもしれないが
実際に体験してみるとわかるものである
私が体験したのはこんな感じである
いわゆる化学調味料といわれるもの
いまでは普段の食生活やお土産品などにはほとんど入っている顔なじみだ
この化学調味料であるが読んで字のごとく作られた味である
もちろん調合しておいしいと感じる最善の状態で提供されているので
食べてしまうとそらもうおいしくてたまらない
そんな調味料の何がいけないのか
ついついおいしいので沢山食べてしまうということである
たとえば、ドレッシングなんてダクダクにかけてしまったり
しょう油もビタビタにひたして食べたりしている
そんなおいしい調味料がかかっているので
いつまでも食べていたいと必要以上に食べてしまうこともある
では化学調味料を使っていないものはどうなのであろうか?とためしに買ってみた
しょう油をいつも通り使ってみるとエラク塩辛い
塩辛いということは、今までの分量は必要がなく
ちょっとつけるだけで充分であるということになる
粉末だしの場合は逆に味を感じない
味を感じないのはなぜか?
いわゆる濃い味しか感じない舌バカになっているということだ
それをもとに化学調味料断ちをしてみた
といっても自分では普通に天然素材の調味料を使って暮らしていただけなのだが
外食をしてみると濃い味付けであったことがわかった
今まで美味しいとさえ思っていたものが軒並み辛いのである
この舌バカは万病のもとであるのかもしれないし
味がわからないというのは体の危険信号のように思える