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Sea-buckthorn oil

2020.05.29 00:00

学名:Hippophae rhamnoides

和名:サジー(沙棘)

科名:グミ科

抽出部位:果実、種

抽出法:低温圧搾法


北欧やロシアなど寒冷地帯に広く自生し、トゲのあるオレンジ色の実のなる木は2~10メートル程で、大きいものは30メートルにもなります。

生命の果実と呼ばれるサジー、実は酸っぱく、ビタミンは全14種類、ミネラルはほぼ全ての必須ミネラルを含みます。フラボノイド(抗酸化作用)や、SOD酵素(強力な抗酸化力)を豊富に含んでいるので、日本では「サジー」「シーベリー」と呼ばれ、スーパーフードとしても注目を集めています。

植物油脂は通常種子から抽出されるものが多いですが、シーバックソーンは果実からもオイルが取れます。種子には12~16%、果実には5~8.5%の油分が含まれます。どちらから抽出するかによって、成分が大きく変わります。そのため抽出部分によってシーバックソーンオイルからは、果実、種、両方を混ぜたコンプリートの3種類のオイルができます。

使い心地はさらっとしていて浸透しやすいオイルですが濃いオレンジ色は単体で使用した場合タオルや服につくと落ちないため注意が必要です。(他のオイルとブレンドして使う)Sea-buckthorn


果実油

カロチノイドやトコフェロールの含有量に優れます。

優れた特徴としては、肌の瘢痕形成や組織の保護があります。


種子油

果実油よりも薄いオレンジ色で不飽和脂肪酸(特に多価不飽和脂肪酸)の含有率が多いことが特徴的。酸化が早いので注意が必要。

抗菌力、皮膚の再生力に優れ、脂質やコレステロールの代謝の改善にも作用します。


コンプリート油

果実を冷温絞りした後に出る果肉と種子を冷凍し抽出されるため果実油と種子油の両方の特徴を持ち合わせ、紫外線や放射能等の外部の刺激から皮膚を保護する作用に優れます。


代表成分

パルミトレン酸、オレイン酸、パルミチン酸


主な作用

・抗炎症作用

・抗菌作用

・日焼け止め作用

・抗感染作用

・抗酸化作用

・血圧降下作用

・血中コレステロール低下作用

・血栓除去

・免疫刺激作用

・エモリエント作用

・瘢痕形成作用など