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凍結技術で可能性広がる…その③

2016.09.15 05:31


オーク住吉産婦人科 田口早桐先生のお話 
 『i-wish ママになりたい 40歳からの不妊治療』より 


 増える高年齢不妊治療、40歳からの不妊治療 子どもがほしいと思ったときが大切だから それが40歳以上でも、不妊治療は勝負どきに!?




 妊娠を目指す上で改めるべき生活習慣は? 

  一番はっきり言われているのはタバコの害ですね。実際、禁煙指導をした後に良い結果が出ることがあります。 

  禁煙したから妊娠したとは言い切れませんが、やはり影響があるのではと感じます。 

  それから、まだデータで証明はされていませんが、偏った生活をしている方、たとえば野菜しか食べない、睡眠時間がとても短いといった生活は妊娠によくないと感じています。 


治療の終わりについては、どう考えていますか?  

 ご本人が子どもを望んで通院する限り、最大限努力して診療にあたるのがプロである私たちの役目だと思っています。高年齢でも妊娠するケースはありますから、できるだけ妊娠の可能性を高めるというスタンスで診療をします。 

 実際のところ、今は不妊治療は40歳からが勝負となっている面もあります。悔いのない人生を送ることにつながると思いますので、お互いに頑張りましょう。 

 年齢が高くなってくると、毎月排卵したとしても質の良い卵子は少なくなってきます。40歳くらいであれば、1割弱程度しか、赤ちゃんになれる卵が残っていない現状があります。 

 それから子宮筋腫や子宮内膜症など婦人科系の病気が年齢が上がるにつれて増えてきます。こうした疾患が着床を妨げるなど、妊娠に悪い影響を及ぼしてくるひとつの要因です。 


凍結技術で可能性広がる…その① 
凍結技術で可能性広がる…その②


オーク住吉産婦人科 田口早桐先生のお話 
(2014年8月31日発行 『i-wish ママになりたい 40歳からの不妊治療』の記事です)