この数字がわかるだけで日本の未来が読める

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この数字がわかるだけで日本の未来が読める の詳細

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書名 : この数字がわかるだけで日本の未来が読める

作者 : 高橋 洋一

ISBN-10 : 4046041676

発売日 : 2019/3/28

カテゴリー : 本

ファイル名 : この数字がわかるだけで日本の未来が読める.pdf

以下は この数字がわかるだけで日本の未来が読める の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。

「財政再建は既に達成されている」と言う。このことを日本国のバランスシート（貸借対照表）により説明している。十分には理解できていないが、換金可能な金融資産が多いことと、政府に「徴税権」があると言うことらしい。財務官僚の天下り先の資産も多い。日本が、「今後五年以内に財政破綻する確率は１％未満である」そうだ。赤字国債を発行しても、投資に回すなら資産も増える。このことは非常に重要である。財務省は、消費増税の必要性を、ＩＭＦに言わせているらしい。筆者（高橋）が日本のバランスシートを世界に先駆けて作成したのは1995年であり2000年代になって各国でバランスシートつくりが盛んになり、ＩＭＦでも加盟国の正しい財務分析ができるようになった。最近言われるようになった、ＭＭＴ（モダーンマネタリセオリー）の理論を支えるものとなったのではないか。「消費増税の影響をゼロにする方法」では、軽減税率の対象をすべての品目に拡大して8％の税率を適用すればよいとか。このほか、八ﾂ場ダム、ふるさと納税、サマータイム導入、水道民営化法、働き方改革などなどについてその意味するところ考え方をわかり易く説明しているが、特に参考になったのは、「改正入管法」。外国人労働者の増加は、賃金上昇の流れを台無しにする。「必要なのは外国人労働者の適正な管理」である。最後に、TPP反対論者の主要な論点である、ISD（投資家対国家間の紛争解決）条項 について、国際協定では必ず盛り込まれているもので、心配するのは無知ゆえの意見だと斬り捨てています。