世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々

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世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々 の詳細

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書名 : 世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々

作者 : ロビン アリアンロッド

ISBN-10 : 4791762673

発売日 : 2006/4/1

カテゴリー : 本

ファイル名 : 世界を数式で想像できれば-アインシュタインが憧れた人々.pdf

以下は、世界を数式で想像できれば―アインシュタインが憧れた人々に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

「アインシュタインが憧れた人々」（Einstein's Heroes）という本書のサブタイトル（原書ではメインタイトル）から、アインシュタインに直接的な影響を及ぼした数学者の話を期待して読み始めた。が、実際にはそうではなくて、むしろニュートン（場合によってはもっとさかのぼって）からマクスウェルに至る、物理学に関係の深い数学全体の歴史を描いた本といえる。その意味で少し肩すかしというか、行き先違いの電車に乗ったような違和感はあったが、そのことを別にすれば、なかなか興味深い数学者列伝だったと思う。エーテルの存在を「ありうる」と考えていたマクスウェルが、自分の理論によってそれが否定されていく様など、「自分よりも方程式のほうが賢い」数学の面白さを味わわせてくれる。訳文はごく一部、こなれが悪いと思える個所もなくはなかったが、抑制の効いた文体は好感が持てた。