(株)一ノ井、石井社長
本日は「欧風おかず酒場ichinoi」と「薫りと和酒 紬 tsumugi」を運営している(株)一ノ井の石井社長にインタビューしてきました。
◾︎飲食業をはじめたきっかけを教えてください。
学生の時にアルバイトで、南町通りで飲食業をやっていて、
その時楽しかったからですね。
あと飲食やってるスタッフさんてカッコ良い人が多くて、自分もモテたくて笑
それが一番おおきいですね。
全くモテませんが笑
そのほか自分のやりたいこと探し、視野を広げるため、
交通指導、警備員、スーパー、力仕事、サービス業など様々なアルバイトをしたんですが、
結局飲食が一番面白かったです。
大学卒業後は、チャートインカフェのオープニングスタッフになりました。
その後(有)カラーズというところから飲食店出すから、うちにこないかって声をかけられ、
そこでは25歳から30歳まで何もわからない私を育てて頂いた。まだ何もわからないけれど。
そして様々な準備期間を経て、3年前の12年の7月に会社登記し、11月に「欧風おかず酒場ichinoi」をオープン。
その後2期終えて、今年「薫りと和酒 紬 tsumugi」をオープンさせました。
飲食業は面白いですね。
エンドユーザーが商売のお店なのでわかりやすい。
店が良いならくる、店がダメならこない。
はっきりしてる。
お客さんに直接ありがとうって言えるのも魅力の一つです。
◾︎お店づくりで大事にしてることはなんですか。
スペインの神学者がいってたんですが、
「ひとつまみの楽しいという感情がすべての料理を美味しくする」
簡単に言うと
友達と食う吉野家って楽しいじゃないですか、
でも喧嘩した嫁と食うフランス料理はくそ不味いですよね。
だから楽しい食事が出来るお店を意識してお店作りをしております。
また素性がわかる材料を仕入れて、新鮮なものをお客様に提供したいと思っております。
だからオープン当初は、良い生産者、良い仕入れに出会うためにひたすら生産者に会いにいってました。
日本の食文化を継承し、発展させ、発信すると言う事をコンセプトに掲げてやっていきたいと思っています
◾︎目標は何ですか。
10業種、10店舗目標でやっていきたいと思っております。
いろんなオモシロイお店を作っていきたいです。
10店舗は直営、そのあとはスタッフに譲っていきたいと思ってます。
うちは将来独立したい人ばかりを雇っているんですが、
いずれスタッフにお店をどんどん譲っていきたいですね。
将来自分に頭があがんないやつが10人くらいいればいいなと笑
それでお金がなくなったときにおごってもらえるような関係をつくっていければと笑
それと従業員が結婚して、子供をつくってちゃんと育てていける会社にしたい。
ちゃんと継続して続けていける強いお店をつくっていきたいです。
ひと昔前には、すごく人気のあったお店も、本当にあっというまに不人気になってしまうってのがこの業界の常。
しかしその反面、とりあえずあのお店にいこうか、というお店もあります。
うちは後者に入れるように頑張っていきたいです。
そのためにはマーケットの半歩先を歩くのが大事だと思っております。
マーケットにあわせると潰れてしまいます。
新しいものを提供しつづける、これが本当に大事だと思っております。
だから自分は遊び続けようと思います!
言葉の節々から、石井社長のおおらかさ、温かさがすごく伝わり、
自分もスタッフとして働きたくなりました笑
石井社長、お忙しい中、ありがとうございました!