子育てに疲れたら読んでほしいマンガ 2021.01.18 23:42 定年退職後…70歳の妻から告げられた「衝撃の事実」/1話前編 私も少しは子育てをしたので、このマンガを読んでいて子育てが懐かしく思えます。私はこのマンガの江月夫妻とは逆で、初婚が17歳で、18歳で初産でした。必死で母親になろうと悪戦苦闘した日々を思い出します。若かったので、周りの目が怖かったですね。当時はいわゆる「ギャルママ」でしたから、子育てだけは文句を言わせまいと教育ママでした。家でも外でも完璧を装っていました。これはいつになっても変わらない性格なのですが…。結婚、出産、子育て。この3つは女性であれば当たり前のことだと親(祖母や母)に教わり育てられました。結婚、出産はスムーズにできるものの、子育てとなると上手くいかない…。正解がわからず、終わりが見えない子育てに、苛立ちさえ感じました。自分だけが苦しいのではないかって。その時のパートナーにもかなり当たり散らしました。まず、協力者がいませんでした。出産したら、ポンっと赤ちゃんを渡され、「お母さんだからできるでしょ」と言われんばかりの周りの対応。もしかしたら私だけじゃないかもしれないですね。このマンガのご主人「朝一さん」は、とても協力的なパパだから、とても羨ましく思ってしまいます。ただ、私は「夕子さん」のような落ち着きは、いつの時代もありませんでした。子どもの成長も「できて当たり前」という考えが根付き、一つ一つの成長に喜びを感じる暇さえありませんでした。それは私自身、そう育てられたからだと思います。褒められたことはありません。今は、厳しく育てられたことに、とても感謝しています。そのおかげで強く生きていくことができていますので。作中で「苦労と不幸は同じじゃないのよ」という夕子さんのお母様の言葉があります。人生には辛いことの方が多いように感じますが、その辛さや苦労で、人は成長していくのだと思います。そして、世の中に打ち勝つ力が宿るのではないでしょうか。もし、挫けそうになった時、思い出してみてください。「あなたが今までにがんばってきたこと」を。あなたは今日までがんばって生きてきたはずです。がんばった先には何がありましたか?それは、あなただけが感じる「幸せ」だと私は思います。離婚、家族崩壊、子別れと聞くと不幸だと思う人が多いようですが、必ずしも不幸ではないのです。これらがあったから幸せになっている人もたくさんいるのです。人の幸せはそれぞれ違います。案外、不幸そうに見える人が幸せで、幸せそうな人が不幸だったりするんです。だから僻まなくていいんです。幸せは自分の中にあるのだから。