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上野博昭

大阪クラシック2016

2016.09.15 23:57

大阪クラシック、大阪の秋の風物詩になってきたイベント。今年で11年目に突入です♪


通算800回以上の公演が行われてきており、クラシック音楽通の多い街、大阪!も夢じゃないです(´・_・`)


これって凄いことです。音楽やってる人達ですら、演奏することがメインになってるからか、あまり人の演奏を聴こうとする習慣が薄れていっているように感じる中、積極的に演奏に足を運んで頂けて嬉しいですね♪


それに、演奏会一つ開催するのにどれだけの期間の準備が必要か(´・_・`)大阪クラシックは本当ボランティアの方のお手伝いがありきのイベントです。

大阪フィルだけではこの公演数を回すのはまず不可能です。


奏者の皆さんも5回〜10回出演となると1公演ごとに30分の枠ですから、通す練習をするだけで150分〜300分Σ(゚д゚lll)


僕自身も今回の公演毎にスタッフの皆さんに支えられながら演奏できることに感謝しながら最高のパフォーマンスをしてきたつもりですm(_ _)m

少しでも大阪の皆さんに楽しんで頂けていたなら幸いです♪


今回の出演公演を振り返ります。


まずは異色編成カルテット。その名も



弦木(げんき)四重奏団「ふつうズ」

楽譜やで偶然に居合わせた4人で何か出来ないかという事からスタート。


ユニット名ジミーズのお二人fg日比野さん、va米田さん達がジミーズなら!の流れでfl、vn久貝さんはハデーズやろ!ということでハデーズに。


ハデーズ(派手)とジミーズ(地味)が合わさったら、、、、

普通?という事でふつうズに決まり


僕のわがままで弦楽四重奏アメリカやるぞ!ってことで、無理やり音も出さないまま大阪クラシックにエントリー(笑)

結果は意外といける!弦と管の良いとこ取りという感じ。超極小オケみたいな。ある意味こんなコンパクトな室内編成があっても良いんじゃないか?と思える程自然だったそうで。


いつか他の曲にもチャレンジしてみたいですね(´・_・`)


アメリカという事で、赤と白とGパンで青を取り入れて星条旗を意識したのですがどうでしょう(´・_・`)星がなかったから中途半端に日の丸チックになってしまったかもしれません(笑)



その次の日、北御堂にてマルティヌーを演奏。

初めての場所が今回割とあって、ここもその一つ。

仏前で演奏なんて普段しないですからね(笑)

逆にゴージャスな雰囲気の中、ご利益がありそうなん方との共演です。



完全に馴染んでおります。


次の日は、ベートーベンのセレナーデ。

fl.vn.vaの編成といえばこの曲です!


セレナーデは、夕方から夜にかけての時間帯に、恋人や女性に愛の告白、相手を称えるそんな歌がギリシア時代からの流れで、クラシック音楽にも浸透し色々な変化を遂げて一つの音楽ジャンルになっています。チャイコとか、モーツァルトにも弦セレとかあるけど、女性を称える音楽では無いだろうし(笑)多楽章で、割と派手な祝典系の曲が多い気がします。



関電ビルでの公演だったので、大植さんはジャケットに関電マークを仕込んでいました(笑)

関電ビルにも沢山のお客様に聴いていただけたようです。去年の倍は来場者数があったとか。

ちちんぷいぷいとおはよう朝日で大阪クラシックが取り上げられたことによる影響もあるのでしょうね( ´ ▽ ` )ノ



大阪クラシック、僕は2日目からの参加でしたが毎日出番がありました(´・_・`)



次の日はハデーズによる演奏。

難波にあるカフェドラペでの公演です。ここも初めての会場でした!


なんと、252名もの来場者数だったとか>_<有難い事ですね。

曲はショスタコーヴィチの3つの二重奏曲、マルティヌーのプロムナード、ドップラーのアメリカ、と今年はアメリカ尽くし(笑)

ハデーズなだけに、派手にサテンシャツで決めました。肌触りも良くて涼しくて、初めて着ましたが他の色も欲しくなりました(笑)


ドップラーのアメリカ、かなり盛り上がりました。ドップラーの作品にしては珍しく原曲がフルートとバイオリンの為に書かれていて、アメリカの民謡や国歌などアメリカに関わりのある曲をモチーフに書かれています。


おそらくカントリー調の響きや音楽に合わせるためだと思います。または、バイオリンの友人と演奏するために書いたのかもしれません(´・_・`)完全に想像です(笑)


例えば最後の方でヤンクドゥードルという独立戦争の時の愛国歌が出てきます。、アルプス一万尺〜の手遊びのやつです。


アルプス言うからスイスの方かと思ってたんですがアメリカではないやん!と思っていたら、アルプスはアルプスでも日本アルプスのことみたいです(笑)槍ヶ岳の山頂付近にある小槍の上で踊るという、コミックソングらしいです。

ロッククライミングでしか登れないような山だからこそ、士気を上げるために歌ってたんでしょうね。。。29番まであるそうですよ♪




そして、今日は。。。


第69公演【 9月16日(金曜)20:00(開場19:30)@中之島ダイビル1階 】

大阪フィルハーモニー交響楽団フルート:井上登紀、上野博昭、野津臣貴博

アルビーズィ/小組曲 第2番

三浦真理/想い出は銀の笛

立見のみ


時間帯も遅いのでかなりの混雑が予想されますm(_ _)m

もはや定番になりつつある、大フィルフルート三重奏「井上野z'」

今年日本ツアーを終え、その中のプログラムからアルビージの小組曲2番を演奏します。

中・高生に人気の想銀(おもぎん)もお楽しみに♪


さあ、巨人のリハへ向かいます。

皆さん会場でお会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ