精油の化学
アロマセラピストを目指しているYumiです^^
今回は、精油の化学のことを書きます。
なので、ちょっと精油のことを習っている方向けになるかも知れませんが、全然知らない方でも、アロマの勉強をしてる人ってこういう事も勉強してるんだ~・・って思いながら読んでみて下さい^^
なぜ、精油の化学(精油の成分)を学ぶのかと言うと、例えば、「イランイラン」の成分で書いた「リナロール」。
「リナロール」は、色んな精油に入っています。
もし、あなたが「イランイラン」の香りは好きじゃないな、と思ったら他のリナロールが成分に入ってる精油の中から、好きな香りの精油を選べば良いということが出来ます。
これと同じで、「スギ科」や「イネ科」にアレルギーがある場合は、同じ成分が入っている他の精油を選ぶことが出来ます。
こんな感じで、テストの勉強のために覚えないと!って思うと学生の時みたいに拒否反応が出ますが、
いずれは仕事として使うことがある!
自分が知識として覚えてることで、
お客さんに色々と合った精油を選んであげることが出来る!
と思ったら、ちょっとやる気が出てきませんか?
ではでは、
精油は、有機化合物が数百種類も混ざり合った混合物です。
有機化合物の主体は、炭素(C)と水素(H)で出来た炭化水素です。
これを炭素の骨組みと見立てて炭素骨格と呼んでいます。
炭素骨格には、鎖状と環状という代表的な2つがあります。
それと有機化合物に化学的特性を与える基(炭素骨格に付いている付属物)のことを
「官能基」と言います。
つまり、大体の精油の構造は、骨格 + 官能基 です。
精油は何百種類とあるのですが、これらを分けてみましょう!
まず、骨格で分けると
①イソプレン骨格を持つもの・・・テルペン系炭素骨格(鎖状骨格)
②ベンゼン環を持つもの・・・芳香族炭素骨格(環状骨格)
③脂肪族骨格を持つもの・・・脂肪族系炭素骨格
と、3つに分けることが出来ます。
ちなみに③は、キャリアオイルの成分になります。
そして、インターネットで探していたら、サンドウィッチに例えている方がいたので、私は好きなチョコレートに例えてみようと思いました^^
①は、ミルクチョコレート
②は、ホワイトチョコレート
次に官能基で分類してみます。
そして、チョコレートの中身に例えてみます
①テルペン系炭化水素・・・官能基なし・・・プレーンチョコレート
②アルコール類・・・R-OH・・・キャラメル
③フェノール類・・・Ar-OH・・・アルコール(ブランデーソースみたいな?)
④アルデヒド類・・・R-CHO・・・ナッツ類
⑤ケトン類・・・R-CO-R´・・・スパイス系
⑥エステル類・・・R-COO-R´・・・ドライフルーツ
⑦ラクトン類・・・R-COO・・・ウエハース
⑧オキシド(オキサイド類)・・・R-O・・・ビスケット
数百種類ある精油が8グループに分けられました!
と、すると・・・
イランイランに入っているリナロールは、モノテルペン系アルコールなので、
キャラメル入りミルクチョコレートとなります
これで楽しく覚えられるかな~・・・
それぞれの詳しい事は、また書きます!