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【社長通信】コロナ禍であらたまる年

2021.01.19 05:34

コロナ禍により静かな正月を迎えた。

年末も年始も例年とは異なり身も心も普段着のままである。

不要不急の外出や移動の自粛で外食も控えての家呑みは日常のままである。旧年は身内に不祝儀が重なり、年賀の挨拶も控えているせいか年のあらたまった雰囲気もなく静かだった。


ウォーキングを始めて13年になる。

当初は夜間のウォークだったが5年前より早朝に変えた。夜明け前の静寂の中でのウォークは心身の始動開始のスイッチである。そして私の1日が始まる。

春夏秋冬、四季それぞれの風情を五感で受けとめながら過ごす時間は心身をリフレッシュしてくれる。この習慣がしっかりと身に染みてしまったようだ。


この度大晦日は昼過ぎにいつもの妙見社にお参りし、夜はいつものように9時過ぎには眠りについた。

そして、日付が変わった4:40、スマホの小鳥の声で起床。トイレ、身支度、ストレッチ、そしていつものように妙見社へお参りをしてウォーキングスタート。

元日の境内、焚き上げの残り火が赤、赤と燃える、誰もいない。そんな静かさのなかでそっと鐘を衝く。一帯にはうっすらと霜が降りている。新しい年の始まりだ。


年末寒波の冷え込みでいつものコースが部分的に凍結し滑る、足元に神経を集中する。夜明け前のかわたれ時、いつもはこの時間に出会う顔もさすがになく元旦なんだと思い知る。

ゆめタウンの裏あたり、ウォーキングコースに工事中の警告ランプの赤がチカチカと点滅。昨年の集中豪雨で仁保川の堤が一部決壊し修復工事である。折り返しての帰路、うっすらと明るくなった川面に鴨の群れ、その近くにいつものアオサギ、そして真っ黒な川鵜も見える。


普段は朝から飲むことはないのだが、元旦ということでお屠蘇をいただいた。それが引き金となってとっておきの大吟醸を呑む。お屠蘇よりこっちの方がぶち美味い。

和洋のおせちを肴にゆったりとたしなむ。ようやく正月らしい気分になる。特に何をするわけでもなく時が流れていく。


翌2日も次の3日も早朝のウォーキング。時間的にはいつもよりゆっくり夜が明けてからのスタート、この時間になると出会う人も多くなる。ランニングやウォーキングのほかに、仕事に向かう人もいる。


それを見てふと思い出したのは高校時代のアルバイト。テレビのロケ、正月の初荷風景の撮影補助であった。

酒田の山居倉庫から庄内米の初荷を積んだトラックが雪の中を出発するニュース番組。初めてのバイトで金額はたいしたことなかったが、友だちと新年にワイワイすることが楽しいという年頃だった。


2日は出雲大社周防分院にて家内安全、無病息災のお祓いを受け、心を新たにする。コロナ禍の中で参拝客も少なくいつものような華やぎはなかった。

その後、山口大神宮に行き、初仕事に勤しむ「一味同心」の姿に敬意を表し、神前にて事業の伸展と社員の健康と安全を祈願する。その後事務所にて、新聞、郵便物等書類に目を通しての仕事始。


3日は9時過ぎに出社し、午後の2時ごろまで事務処理。そして4日は待望の初打ち、泉水原の1番ロングホール、4オン、1パットのパー。今年は良いことありそうな。


「一味同心」今年もよろしく。


代表取締役 加藤慶昭(1月14日記す)