アロマ検定1級用⑩ 精油の伝達経路
2015.05.04 03:22
アロマセラピストを目指しているYumiです^^
<精油が心身に作用する経路>
①感覚器(嗅覚)から脳へ伝わる経路
・嗅覚から脳へ
鼻の奥の嗅細胞に届き、その刺激が電気的信号になって大脳へ送られ匂いとして認識される。
精油 ~ 嗅毛(繊毛) ~ 嗅細胞
→ 嗅神経 → 嗅球 → 嗅索 → 大脳辺縁系(好き・嫌い) → 大脳新皮質(香りの名前)
※嗅覚野は、参考書などは、「大脳新皮質」とありますが、学校では「大脳辺縁系の眼窩前頭皮質」と教わりました。
→ 電気的信号(インパルス)が流れている
嗅毛・嗅細胞=嗅上皮
嗅神経・嗅球・嗅索・大脳辺縁系・大脳新皮質=脳
②血液循環によって全身へ伝わる経路
・呼吸器から全身へ
気道の粘膜から血管→肺→肺胞から血管に入り血液循環によって全身をめぐる。
肺胞は、酸素と二酸化炭素を交換する組織で、ここから全身を循環する血管に入り、血液と一緒に体内を循環します。
最後に肝臓で分解され、そのほとんどは腎臓でろ過されて尿として排泄されます。
精油 ~ 呼吸器 ~ 血液 ~ 全身 ~ 肝臓 ~ 尿・汗・便として体外へ
・皮膚から全身へ
皮膚の毛細血管から血液循環によって全身をめぐる。
精油 ~ 皮膚 ~ 血管 ~ リンパ管 ~ 全身 ~ 肝臓 ~ 尿・汗・便として体外へ
・消火器から全身へ(AEAJでは勧めていない)
口→喉→食道→胃→小腸などの消火器の粘膜から血管に入り血液循環によって全身をめぐる。
精油 ~ 口 ~ のど・食道・胃など消火器の粘膜 ~ 血管 ~ 全身 ~ 肝臓 ~ 尿・汗・便として体外へ
大きく分けると2種類の経路があり、そこから更に4種類に分かれます。