旬を味わうたびにその季節を実感する -白鹿-
2016.08.26 04:25
温暖な鹿児島でも9月の半ばを過ぎるとそよそよと吹く風に心地良さを感じつつ、空の高さに季節の移ろいを知ることとなる。
魚市場には脂の乗った秋太郎を始め秋刀魚、鯵、鯖など青魚が並ぶその中にひときわ大物を目にする時がある。アラの仲間だ。幻とも魚の王様と言われるクエをはじめ真ハタや赤ハタなどだ。
「うちのお客さんは魚好きが多いからアラは外せないですよ」と白鹿大将の川邊さん。「幻の魚ですけどよく入りますね、だけど価格もすごいから幻になっちゃう事もしばしば。あのプリッとしたコクのあるさっぱりした白身、骨から皮まで通をうならせる味、魚の頂点王様と言われる所以でしょう。お客さんの喜ぶ顔が見たくってついつい買ってしまいます」。
お刺身、煮付け、肝吸い、焼き、揚げなどなど銘酒白鹿とともに、日本の季節を楽しみましょう。
様々な種類のアラが揚がる魚場に恵まれている。写真は旨味たっぷり。(アラの骨蒸し1,728円)
鹿児島の魚の豊かさを知る旬の刺し身盛り合わせ(2,376円)
鹿児島県産黒毛和牛の最高級ロースを使用した白鹿名物。(五六八焼き2,376円)
ぐつぐつと互いに味を引き出し含ませ、美味しくなる。(みそおでん1個129円〜)
秋の山海の幸が豊かに香る土瓶蒸し。
酒味の店
白鹿
鹿児島市千日町2-15
白鹿ビル1F
☎︎099-225-0488
17:30~23:00(OS 22:30)
日曜休み(応相談)
51席(カウンター11席)
カード利用可 喫煙可
予算目安:一人5,000円