鏡の前で胸式呼吸
ピラティスをするなら、胸式呼吸が前提になります。
では、「できなければ、ピラティスにはならないのか??」と言われるとそうではなく、ピラティスをするなら胸式呼吸ができた方が身体に負担もなく、より効果を出すことができるからです。
今日はスタジオで、「胸式呼吸でもう少しろっ骨締めたい。鏡の前で宿題にしましょう!」
と話していました。小さな動きですがこれがつかめると、身体は変化し始めます。
スタジオを片付けながら、ならば、鏡の前の自分が正しいか分かるように動画を撮ってみることにしました。
呼吸は「おぎゃあ」と生まれた瞬間からするのが当たり前。自分の呼吸がどうかなんて、酸素が吸えて苦しくないなら特に気にすることすらないと思います。
胸式呼吸は、それだけで、エクササイズとしても使っていける。身体の深層の筋肉にスイッチが入る呼吸。奥が深くて、「あっ、動いた動いたろっ骨!!」と思っても、骨盤底筋群とのからみやろっ骨でもどこをどこまで締められるようになるかで、どんどん体に変化が出てきます。ピラティスの動きに合わせて、身体の動きに合わせて、呼吸することで動きにリズムができて、さらに身体を誘導していく事ができます。
基本、呼吸は気持ちのいいもの。あまり肩や首を力まず、たくさん空気を胸に入れてほしい。肺を風船のように例えて背中を膨らまし、ろっ骨を横に広げていく。
寝転んで練習するのが一番わかりやすいと聞くけれど、私自身はピラティスを始めたころ、まずは鏡の前で大袈裟にしてみることから始めました。
「はく」際は、ろっ骨は、お腹の中にしまう感覚だけれど、前から締めるだけでなく、横に開いたろっ骨がくびれるように閉じてくるのもつかんでいきたい。「ハー」ではく「フー」ではく(私の先生は「シュー」とはいてました)色々はき方はあると思いますが、あまり、こうするのが正しい!と力まず、ご自分のお腹の奥が締まる感覚がつかみやすい方法で試してみてください。
呼吸でお腹は内側から締まっていきます。
慣れてきたら、もう一つ、「はき」きったときにアウターを入れないこと。中は締まってるけど、外は力みがない、を意識するとさらにピラティス をする時に動きやすくなります。これを中も外もガチガチにしてやろうとすると色んなところに力みが出てきて、呼吸が気持ちの良いものでなくなってしまいます☺︎
夏の一時から現在年末年始を過ぎて、plus5キロの私。決してきれいなものではありませんが、皆さんの練習の参考にしていただきたい。(お許しください)
見えないものを「こうするんだ」と説明するばかりなので、少しでも見るような気になってもらえたら、救われます。そして私ももう少しの期間をかけて、身体を元に戻していきたいです(笑)一緒に頑張りましょー♬