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スリット入りレッグウォーマー その2

2021.01.20 04:57

KFS911銀鳩と単色チャコールで編んだスリット入りのレッグウォーマー。前回『その1』として編み方の概略をご説明しました。( >>>その1はこちらからどうぞ) 母と叔母二人へのプレゼントに編んだのですが、3人のそれぞれのサイズに合わせて編んでみました。色々な本に載っているパターンのサイズと比較するとおそらく、M、L、LLぐらいなのではないかなぁと思います。参考程度にご覧ください。


□■ 3サイズ共通 □■  

使用毛糸・・・Opal KFS911銀鳩、KFS単色チャコール ※グラム数はサイズごとに異なります。

使用針・・・80cm輪針 スリットリブが2号、それ以外は3号

長さ・・・33cm(スリットリブ4.5cm、本体25.5cm、履き口リブ3cm)

作り目・・・ジャーマン・ツイステッド・キャストオン

伏せ止め・・・Jeny式伏せ止め


□■ Mサイズ □■  

平置き寸法 幅8.5cm(1周17cm)×長さ33cm

模様編みゲージ 44目×33段 (10cm×10cm)

Opal KFS911 銀鳩 60g/KFS単色チャコール(スリットリブのみ) 9g 合計69g

【スリットリブ】作り目78目/ねじり目、裏目の1目ゴム編みを往復編みで14段/【模様編み】毛糸を変えて、編み地を輪にし最初の6目と最後の6目を重ねて拾い目をする。72目。/輪編みで(裏目2、表目3)スパイラルの模様編みをしながら、均等に3目増し目し、75目にする。/模様編みを85段/【履き口リブ】ねじり目、裏目の1目ゴム編みを編む。最後の目を2目一度し74目にする。/ねじり1目ゴム編みを7段編む。/伏せ止め


□■ Lサイズ □■ 

平置き寸法 幅9cm(1周18cm)×長さ33cm

模様編みゲージ 44目×33段 (10cm×10cm)

Opal KFS911 銀鳩 64g/KFS単色チャコール(スリットリブのみ) 9g 合計73g 

【スリットリブ】作り目82目/ねじり目、裏目の1目ゴム編みを往復編みで14段/【模様編み】毛糸を変えて、編み地を輪にし最初の6目と最後の6目を重ねて拾い目をする。76目。/輪編みで(裏目2、表目3)スパイラルの模様編みをしながら、均等に4目増し目し、80目にする。/模様編みを85段/【履き口リブ】ねじり目、裏目の1目ゴム編みを8段編む。/伏せ止め


□■ LLサイズ □■

平置き寸法 幅10cm(1周20cm)×長さ33cm

模様編みゲージ 42目×33段 (10cm×10cm)

Opal KFS911 銀鳩 60g/KFS単色チャコール(スリット、履き口リブ) 17g 合計77g 

【スリットリブ】作り目86目/ねじり目、裏目の1目ゴム編みを往復編みで14段/【模様編み】毛糸を変えて、編み地を輪にし最初の6目と最後の6目を重ねて拾い目をする。80目。/輪編みで(裏目2、表目4)スパイラルの模様編みをしながら、均等に4目増し目し、84目にする。/模様編みを85段/【履き口リブ】ねじり目、裏目の1目ゴム編みを8段編む。/伏せ止め


ちなみにですが、下の写真左がメリヤス編み、右が裏目2目、表目3目のスパイラル模様のゲージです。どちらの編み地も『30目、36段』3号針で編んでいます。メリヤス編みのゲージが横12㎝×縦11㎝、スパイラル模様のゲージが横11㎝×縦10㎝でした。メリヤス編みの方が縦横1cmずつ大きいですね。針の号数でももちろんサイズは変わりますし、その人の手加減によっても変わってきます。本を見ながらその通りに編んだのに、実際にできたら大きかったとか、小さかったということが起こるのは、本に書いてあるゲージ通りに編めていないのが原因であることがよくあります。

パターンに書いてある10㎝×10㎝が何目、何段かをその通りに編めば、きちんと同じサイズで仕上がるので、手加減を合わせるか、もしくは編み針の号数を±1号変えて調整するなど、どうしたら自分の編み方が基本のゲージ通りになるかを自分なりに工夫してみましょう。なので、ちょっとした手間に感じてもゲージを取って確認しておくと作品がきちんと仕上がる第一歩です。ちなみに、編んだゲージは水通ししてアイロンをかけています。水通しすると縮む毛糸もあるので、ゲージで試しておくことをお勧めします。ゲージの目数と段数がわからない時は、たいていは毛糸の帯封に基本のゲージが書いてあるので、その目数と段数を参考にして編んでみたらいいと思います。


ただし、模様編みなどは特に最初は丁寧にパターンを見ながら編んでいたのが、模様に慣れてくると手がきつくなりゲージが変わってしまうこともよくあります。小物類であれば全体サイズが小さいのでそれほど気になりませんが、大判のショールやウェアなどはゲージが最初と最後で変わると全体のサイズに誤差が響いてきます。ゲージを取ったからと安心せずに、編んでいる途中で編み地のサイズを都度測り、手加減が変わっていないかを確かめると何度もほどいて編み直しをしなくて済みます。←何度も経験済みの大失敗談。ウェアなどに挑戦しようと思っている方は、良かったら参考になさって下さい。


そして、今回レッグウォーマーのデザインを考えるにあたって参考にさせて頂いた本がベルンド・ケストラーさんの『スパイラルソックス』と梅村マルティナさんの『しあわせを編む魔法の毛糸』です。表目と裏目が編めるようになったら、初心者の方でも編める作品がたくさん出ていますので、良かったら本屋さんなどでご覧になって下さい。

いましばらく自粛生活が続くであろう状況で編み会などの開催は、いつご案内できるか現状ではわかりませんが、素敵な毛糸や素敵な編み物本はたくさんあります。ゆっくりのんびり自分のペースで編み物を楽しんではいかがでしょうか。私もみなさんとご一緒に編み物を楽しめる時まで、いろんな作品を編んで知識や技術を増やしていきたいと思っています。では、また次の作品まで~!


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