【閉店】麺屋ホウテン(祇園)
2016.08.05 05:30
キャナルシティのラーメンスタジアムにある「麺屋ホウテン」は、中洲の人気店「ホウテン食堂」からスピンオフしたラーメン専門店。メニュー作りや運営を一風堂を手掛ける「力の源カンパニー」がやっているので、安定した営業を続けている人気店だ。中洲のホウテン食堂では「中洲ブラック」と呼ばれる香ばしい醤油ラーメンが人気だが、最近キャナル店でパワープッシュしているのが「醤油豚骨」である。
スープは適度な濃度の豚骨ベースで、ニンニクや生姜などの尖りを感じさせる醤油ダレが印象的。これは中洲ブラックと同じタレなのかも。麺はほぼ真っ角の中細ストレート麺で、スープとの絡みがやや弱い。具材は家系ラーメン同様、海苔・青菜・チャーシューが配されている。シャキシャキとした小松菜の食感が軽やかで心地よい。個人的には刻んだ白ネギを少し散らして欲しかった。
ビジュアルといいキャッチといい、明らかに「横浜家系ラーメン」を模して作っているわけだが、かと言って高らかに宣言しているわけでもないので、純然たる家系ラーメンと比較する事にあまり意味はなく、私的には家系ラーメンとは呼べないが、結論から言えば大変良く出来た豚骨醤油ラーメンだと思う。むしろこのラーメンは同じ中洲の「恭や」や、その修業先である西新の「海豚や」にインスパイアされた一杯と考える方が妥当ではないかな。
麺屋ホウテン
福岡市博多区住吉1-2-22 キャナルシティ博多5F ラーメンスタジアム内
市営地下鉄空港線「祗園」駅より徒歩5分