「アラカルト・イン・シンフォニー!」は,演奏会がザ・シンフォニーホールで開かれたことを記念する,アラカルト集。選ばれた曲はどれも面白く,さすがである。個人的には松下耕のPange LinguaとNawba Isbahan y Cantos de Bodaが良かった。後者は,スペインの作曲家がアラビアのメロディーに基づいて作曲した結婚の祝福歌だそうで,なるほど,モロッコできいた民族音楽のように小鳥のさえずりのように舌をふるわす音も使われていた(本当は舌を横に動かすらしいが,たぶん巻き舌でやっていた)。歌詞カードを見ると母音がaiueoの5種使われているので,アラビア語では無いと思うが何語なんだろうか。