勉強になかなか取り組めない子ほど、人の目をうまく使ったほうがいい理由
めっちゃこっち見てますね。写真は猫の目ですが、今日お話ししたいのは人の目についてです。
勉強が苦手でなかなか時間が作れないという人ほど、人の目を効果的に使うべきという話をします。最近は子どもだけではなく、大人たちの間でもオンライン自習室なんかが流行っているみたいですね。まずはみんなが人の目を使う一般的な理由から説明していきましょう。
人は流されやすい生き物だから、人の目を使う
人の目があると、人間はそれを意識して、行動が変わります。自分の部屋と学校だと、服装も姿勢も行動も違いますよね。大体は学校の方がしっかりしているはずです。良くも悪くも流されやすい生き物なんですよね。
だからこそ、やらなければならないことがあれば、人の目を使って、しっかりモードで取り組むのです。その方が早いし、効果も出やすいです。だらだらやらずに集中して取り組めます。
「見られている」という意識って、いろんな場面で役立ちます。僕も「今日はなんだかちょっと気合が入らないな」って時なんかは、あえてどこかに監視カメラがあるんじゃないかって気持ちで頑張ったりします。意外とおすすめですよ。
多くの人はこの効果を得たくて人の目を使うのでしょう。でも、勉強が苦手であんまりやる気が出ない子には、もっと他の効果があります。説明していきましょう。
「頑張っている」という保険になる
勉強が苦手な子は勉強をする量が足りていないことが多いです。テスト結果は、多くの場合が能力の差ではなく勉強量の差です。
じゃあその量の課題を解消しようと、勉強が苦手な子がやる気を出していざ勉強しようと思っても、勉強の体力も心のエネルギーも足りていないから、すぐに手は止まり、やる気の炎は跡形もなく消え去ります。そこへ誰かからの「勉強しなさい」の言葉。人からやらされることってただでさえ面白くないのに、そんなタイミングでそんなこと言われたらどんどん勉強が嫌いになります。
しかも良くない事に、なぜか勉強が苦手な子ほど隠れて努力しようとします。それでは、誰かから褒められることも認められることもありません。なかなかすぐ結果が出ることもありませんし、まるで修行のような過程と結果の出ないストレスで、心のエネルギーはすぐに枯渇してしまいます。
だからこそ、過程を見せましょう。人の目を使いましょう。結果は置いといて、まずは努力している姿を見せるところからスタートです。褒められるかもしれないし、家族は機嫌良くなるし、良いこと尽くめでしょう。
もしリビングが色んな音でうるさくて集中できないなら、その旨伝えて「部屋で勉強してくる」と移動すれば「勉強している」アピールができます。まずはこれでも良いです。頑張っているアピールをちゃんとして、頑張りましょう。
仮に結果が出なかったとしても、ちゃんと努力の過程を見せていれば、「頑張ってたのにね」から次に何をするかの相談にスムーズに移れます。でも、努力していた姿を見せていなければ「どうせ勉強してないんでしょ」で終わりです。作戦も戦略もあったものではありません。どんどんエネルギーなくなります。
人の目を使いましょう。誰かが見ているところでやれば、その誰かがあなたの頑張りを保証してくれます。上記の通り緊張感も出るから、一石二鳥ですね。
保護者の方や周りの大人へのアドバイスとすれば、過程を見守って承認してあげることです。まずはそこから心のエネルギーを貯めていきましょう。やっているうちに勉強の体力もついてきます。そうすればちょっとずつ結果が出るようになりますよ。大丈夫ですよ。
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結局一人じゃ生きていけない僕らなのだから。