結婚はしないで恋人同士の方が気楽か?
結婚はしないで恋人同士の方が、煩わしい親せき付き合いもないし、自分の時間も持ちやすいし、お金だって自由に使えるし…と気軽・身軽で良いじゃないかと思う人もいますよね。
それでも結婚した二人が結婚を選んだのは、なぜなのでしょうか。
結婚を決めた理由として半数以上の人が挙げるのが、
・相手と将来を行きたかったから
・相手と一緒に生活をしたかったから
・子どもなど家族が欲しかったから
となります。
別に結婚をしなくても、同棲や事実婚でも実現できることかもしれません。
でも結婚をして公的に夫婦と認められることで、様々なメリットを得ることもできます。税金などでの控除などがそうですね。医療や保険関係も結婚していないことで、手続きが煩雑だったり、デメリットを受けたりすることもまだまだ多いです。
そういったメリット・デメリットを差し引いても、相手と家族となり、今後の人生を家族として一緒に過ごしていきたいという想いが結婚に繋がるようです。
その一方で、
・結婚の適齢期になったから
・親が喜ぶから
・結婚するのが当たり前だから
・世間体が気になったから
といった理由で結婚した人も少なからずいるのは事実。
もちろんそういった理由で結婚した場合も、すてきな夫婦となることもありますが、
自分で「この人と結婚したい」と決断して結婚するわけではないので、「こんなはずではなかった」「もっと他に良い人がいたのでは?」と後悔してしまう可能性は高くなりそうです。
そんなことにならないために、結婚を決断する前に「本当に良いのか?」と考えてみることも必要かもしれません。
身近な人と雑談をしつつ考えるのもいいですし、第三者の話を聞いて考えるのも大切な時間となるはずです。
結婚はゴール?それともスタート?その時々で、結婚の捉え方は変わるものです。
恋人という世間的には何の保証もない関係性から、婚姻届けを提出して結婚することで、法律的に保障された関係となります。公的に認められた関係となるというのが目標ならば、結婚はゴールだと言えます。
ただ、人生において目標は一つだけではありませんし、目標が達成されることで次の目標ができるものです。
ゴールとしていた結婚にたどり着いた時から、結婚は二人で歩む人生のスタートへと変わるのです。
結婚というゴールにたどり着いたから、安心していいというわけではないのです。
これまで別々の環境で生活してきた二人が結婚することで一緒に生活を始めるのです。
結婚した後に、恋愛関係の時には気づかなかった習慣や考え方、価値観の違いなどで、お互いがぶつかることがあるのは当然です。
その時に、よく話し合ってお互い譲り合ったり、納得したりすることが大切です。
ぶつかり合うことを避けてしまっていては、表面上は穏やかな結婚であっても、ストレスが溜まっていずれはそれが爆発してしまうことも考えられます。最悪の場合、結婚が破綻してしまうこともあり得るのです。
せっかく「この人」と思える人と出会って結婚したのですから、「結婚して良かった」と思えるように過ごしたいですよね。
そのためにはコミュニケーションとしての「けんか」は必要だと思います。必ず仲直りすることは必要ですから、相手自身を否定するようなことを言うのは厳禁です。
万一、二人の関係がこじれてしまって結婚を維持するのが難しいと感じてしまう前に、ひとりで抱え込まずに誰かに相談してみましょう。結婚の悩みを相談できる人がいるだけで、気持ちがかなり軽くなると思います。