声が聴きたかっただけだから
皆さんこんばんはぁ♪
今日はあまりいい天気ではなかったですけど、比較的寒さはマシでした。
元気にしているかなと熊本の母に電話しましたら、
今日は鍼治療にいってきてその帰りにトライアル(激安スーパー)に寄ってるとのことでした。
母は高齢なので暗くなる前に帰らなあかんよと早々に切りました。
「何か用事だったんじゃない?」と聞かれたので
「声が聴きたかっただけだから」と答えましたが
その言葉をいったときにふと、遠い昔を思い出しました。
初恋の彼に電話したくて家の黒電話の前に何時間も座って、勇気が出ず諦めたっけ(笑)
あれこれ電話の口実を作るも、これといった要件が浮かばずに撃沈とか(笑)
今は携帯電話の普及により、個人から個人にかけられますし
メールで簡単にコンタクトとれますからね、
メールなどもなかった時代は意思を伝えるには電話か手紙しかなかったですので
しかも電話はたいてい家に一台なので、
子供同士の電話など、親に怒られないかとか、兄弟が聴いていないかとか、相手の親に取り次いでもらわなくちゃいけないという、何層もの高い敷居があったわけですよ(笑)
うまくそれらをクリアしたとしても、要件という最大の難関がありますから(笑)
そのときに「声が聴きたかっただけだから」っていう、
すごく単純で素直でストレートなことは恥ずかしくてとても言えなかった・・
う~ん。青春って感じだね、まさに。
今は思います。
「声が聴きたかっただけ」という理由こそが
電話をする最大の理由になるって。
どんな重大な要件もこの理由にはかなわない気がします。
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どこのご家にもあると思っていた
表具屋の次男として生まれ、
表具師になるために大学へ行き当たり前のようにお父様のお手伝いをしていた店主は
幼き頃にこの写真のモノを積み木として遊んでいました。
そもそも、店主の家系はみんな表具屋をやっておりましたので
どこの親戚のおうちにいってもこの積み木の元はありました。
なので、どこの家にもあると思いこんでいた店主は
学校の友達の家に行って遊び道具がないときに
「”あれ”で積み木をしよう」と提案し、友達を困惑させていたのでした。
そう、積み木の元は、障子を乾かすときにつかう(糊で貼ったあと)ための木の枠のこと。
障子は、もしかしたら一般でご自身で貼られる方は、天日干しなどしてるかもしれませんが
表具師はこれを使います。
外での乾燥は、確かに早く乾燥するのですが、乾燥しすぎて反ったりし、
後々に影響が出るものなので、
ゆっくりと自然に乾燥させるためにこの積み木のようなものを使って
障子と障子の間に等間隔の隙間を作り、乾燥させます。
こうして美しく貼り替えられた障子がお客様のおうちに届けられます。
もう先代の、先代の、先代からずっとこうして
丁寧に、乾燥の時間や乾き具合を考慮しながら作業をしています。
ダイハツのハイゼット
店主の愛車はダイハツのハイゼット。
以前はマツダのボンゴで配達をしておりましたが
今はこちらのハイゼットです。軽自動車ですが、容量たっぷりです。
ふすまも障子もバッチリ乗ります。
出来上がった障子を丁寧に載せます。
毛布は作品やふすまなどを傷つけないためのガードするものとして
常に積んでいます。
上下何か所にもフックをつけてあり、
どのような形のものでも損傷しないように対応しています。
傷つけないようにしっかり固定♪
天障子は包みこみます♪
倒れないように
ずれないように
だーーいじにしっかりと毛布で包み込むのです。
合計16枚の障子が乗りました♪
お客さまにお届け準備完了、です。
今回の障子は、カタログからお選びになられました。
障子やふすまの色や柄は
カタログからもお選びいただけますし
当店で在庫のあるものでしたら少しお安く貼らせていただくこともできます。
一生ものとしてのふすまや障子
走りまわる子供さんや
いたずらをするペットなどがいないので
破れる、というリスクがない場合
和室のふすまや障子を一生ものとして
価値ある素敵なものにしたい・・
そんな場合もご相談承ります。
(一生傷まないし張り替えないですむという保証をするものではありません)
ふすまに合わせて障子をおそろいの柄にした例
越前和紙の耐久性は千年ともいわれています。
(保証はできませんが)
こういうふすま紙を貼る際には
通常のやり方とは異なる手順を踏みますし技術を要しますので
当然のことながら価格があがりますが
興味のある方はご相談くださいね♪
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ではでは
またねっ♪
鳥栖、久留米近辺のふすまや障子の張替えなら
藤本表具店0942-82-3316
お気軽にお電話ください♪