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ZIPANG TOKIO 2020「北広島町といえば神楽 !今も地域に根付いた伝統芸能が受け継がれている 」

2016.09.22 15:00


北広島町といえば神楽というくらい、地域に根付いた伝統芸能としてとても盛んに行われています。神楽のある場所はいるだけで何だか楽しくなる空間。それぞれの神楽団によって違うこだわりの神楽、堅苦しくなく自由で和気藹々とした会場、にぎやかなバザー。
あなたも北広島町で神楽体験して見られては!


【芸北神楽】とは

豊かな実りに感謝し奉納する舞いに、神話や伝説を取り入れて神楽化したもので、島根県西部の石見地方から山県郡全域に伝わった主に「旧舞」と言われるものと、石見地方から高田郡を経て終戦後に伝わった主に「新舞」と言われるものとが北広島町東部で合流し、この地方の民俗芸能として伝承され、山県郡、安芸高田市など芸北地域一帯は特に神楽が盛んな地域として知られるようになった。 テンポの比較的緩やかな味わいのある神楽とされる「旧舞」を伝承するもの、またスピード感ある演舞を特徴とする「新舞」を得意とするものあわせて60余の神楽団が北広島町内で活動しており、神楽奉納のほか、各地の神楽イベントへの出演機会も多い。 有田神楽団が舞う神降し、天の岩戸、八岐大蛇の3演目が1954年に、また小原大元神楽が1986年に広島県の無形民俗文化財の指定を受けている。



小原大元神楽 こばらおおもとかぐら  大元神楽は、もと出雲西南部から石見一円、さらに周防の玖珂郡にかけて広く行われていた。神がかりの古態を存し、備北の荒神神楽と類似した面を持つ。小原大元神楽は、大字小原地区で7年毎に行われる式年祭の夜、この地の大歳神社に奉納される藁の太網を中心に行われる神楽である。

神楽-神降し・八岐の大蛇・天の岩戸- かぐら―かみおろし・やまたのおろち・あまのいわと―  10月の有田八幡神社祭礼に奉納されるこの神楽は、同町壬生の神職井上氏が文化年間(1804~1817)に石見から伝えたと言われ、六拍子風のテンポの緩い古雅な舞いである。伝来当初は四十数舞が演ぜられたというが現在は十数舞が舞われている。  この神楽の舞人および楽人はすべて有田八幡神社の氏子で、神楽団員になることは名誉と考えられているため、日頃から言動を慎み演技の習練もよく行われている。


上石神楽団、西宗神楽団 、 中原神楽団、琴庄神楽団、戸谷神楽団、龍南神楽団、今吉田神楽団、
阿坂神楽団、など60余りの神楽団が北広島町内で活動している。

この地方の競演神楽の草分けとも云われる芸石神楽競演大会をはじめ、町内各地で神楽競演大会や神楽発表会が行われており、最近では年間通じて楽しめる郷土芸能となっている。

9月24日(土)には、とよひらウイングにおいて豊平の9神楽団による競演。
第41回とよひら神楽競演大会がおこなわれる。

まだまだ、ご紹介したいところは沢山ありますが、またの機会に、それでは北広島町編の最後に、個人的な好みですが「本地の花笠踊り」を紹介いたします。


本地の花笠踊り

天正年間、吉川元春が南条元続の居城を攻略した際、踊子に扮した壮者を城内に送り 込み功を奏したのに始まるとも伝わる。 別に南条踊とも呼ばれ、女装した男性が約1.5mの竹籤に和紙の花を飾った花笠を 付け、歌頭を先頭に太鼓・鉦・笛にあわせて踊られる。 特徴ある花笠とゆったりとした舞風は、この地方の特徴として評価されている。 昭和36年4月 広島県の無形民俗文化財指定 昭和47年8月 文化庁の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選定


鎹八咫烏 記


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