ひかり
2016.09.23 08:34
照明器具は空間の雰囲気を決めるのにとっても重要なポイントです。
私はこの仕事をしていて、照明器具の奥深さに常に魅了されています。
照明器具自体が好きだし、光によって感じ方が変わってくるという、心理状態にもダイレクトに直結するのがなんかとってもいいと思う。
ここを改善するだけでずいぶん良いお部屋になるということですから。
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光は、上になればなるほど活発な光になり、下に下がれば下がるほどくつろぎの光、すなわち副交感神経が有利になると思われます。
好き好きはありますが、人間が使ってきた火の色に近い、電球色の黄色い光というのが一番リラックス効果があります。
なので、寝室は特に、このくつろぎの光の電球色を使っていただくことをお勧めしています。
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ブラケットライトとフロアランプなどを組み合わせると本当にくつろげる寝室ができあがります。
最近は、シーンごとに色味を変えることのできる照明器具が出てきました。
朝は目の覚めるような白い光、昼白色で食事がとれるように、帰ってきたらソファに座ってTVを見る時はくつろぎの電球色で。
特にみんなの集まるLDKに関してはこのような色温度が変えられる調色機能も採用されるお宅も増えてきています。
これもLEDの技術ができてからこそ。
ここまでですると、ご新築やリフォームしかなかなか難しい場合がありますが、
ちょっとしたお部屋の照明器具を、シーリングライトから、あったかい電球のペンダントライトに変えていただくだけでも雰囲気は格段に変わります。
お気に入りの、とっておきの照明器具を探してみて、照明の模様替えもお勧めです。