湯島の白梅
2009.01.30 15:16
今日は、認知症予防の一環として音楽療法 を取り入れている
デイサービスさんにて音楽療法のお仕事でした。
このデイサービスを利用されているみなさんはいつもいきいき
としており、元気な笑顔で迎えて下さいます。
そして、職員の方々もはつらつとしていてとてもすてき。
そんな職員の1人の方に、セッション後お声をかけて頂きました。
「湯島の白梅ね、死んだお父さんとの思い出の曲で
とてもだいすきな曲なのよ。
死んだお父さんが来て、今日みなさんと一緒に
歌ってたんじゃないかしら。
お父さんの声が聴こえた気がしたわ。ありがとうね。」
「先生が持ってきてくれる曲に、自分だけの思い出がある人
言わないけど、たくさんいると思うの。
歌を聴いて、思い出がよみがえるだけで本当に幸せなのよ。」
不意に涙が出そうになり、ぐっとこらえました。
音楽には本当に不思議な力があります。
ただただ認知症予防!と、がむしゃらに頑張るだけではなく、
1人1人の気持ちに添った音楽を提供することの大切さを
実感した一言でした。
大切なことに気づかせて下さり、ありがとうございます。
次回のセッションにこのことを生かせたらと思います。