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中村勘九郎「ようやく花咲いた。」、映画『真田十勇士』公開に喜びを語る

2016.09.26 03:35

【芸能ニュース】 平成二十八年九月二十二日、東京・有楽町にて映画『真田十勇士/松竹(9601T.1)、日活』の初日舞台挨拶が行われ、出演者と堤幸彦(乙未)監督ら総勢十五名が登壇した。真田イヤーと言われる今年、大本命である同作がついに全国公開となり、同時公演の舞台も併せて注目を集める。


本作は、真冬の過酷な状況の中での撮影だった。猿飛佐助を演じた主演・中村勘九郎(辛酉)は、「キャスト・スタッフ共に厳しい撮影の中で、漸く花咲いた日になった。」と無事初日を迎えた事にに喜んだ。イベント内では、キャスト陣が寒い撮影の中、口をほぐすために行われていた早口言葉も披露され、“炙りカルビ”を見事全員でクリア。映画同様、真田十勇士の絆の強さを証明した。




<大竹と大島が選んだ魅力的なメンバは>

 映画では大竹しのぶ(丁酉)演じる淀殿、大島優子(戊辰)演じる火垂、紅二点の恋愛模様も重要な見どころだ。トークセッションでは、実際の真田メンバの中から二人の魅力的なメンバを選ぶ、という課題が与えられた。大竹は、真田大助役の現役高校生・望月歩(庚辰)を選び、「撮影の時もっと小さかったのに、こんなに大きくなった。」と母親の様に話した。「これから、どんな役者になりたい?」と大竹に質問をされると、望月は戸惑いながらも「頑張ります!」とコメント。


一方、大島は悩みに悩み、監督と相談しながらも、まさかの大竹を指名。「本当に共演できて嬉しかったんです!目の前で寝てるのを、よく見たりするのが楽しかったです。」と共演の喜びを伝えた。また本作の中で恋仲となる霧隠才蔵役を演じた松坂桃李(戊辰)は、「ドキドキして待ってたのに。」と残念そうにコメント。


最後に堤監督は、「キャスト・スタッフ、全ての持てる力を総動員して作られた作品。舞台からここまで来れて嬉しく思う。映画と舞台、違うベクトルだが、其々観ても面白い作品に仕上がった。楽しんでもらいたい。」と、映画だけでなく舞台に込められた思いを語り、本作を観賞した八百人の観客と共に三・三・七拍子を打ち、ヒットを願った。尚、本作は二十二日より全国で公開開始、舞台は十月三日まで東京・新国立劇場にて上演される。その後、神奈川や兵庫でも上演する。


=あらすじ=

関ヶ原の戦いから十四年。天下統一を目前にした徳川家康と、復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世で、“天下に並ぶ者なし”の名将として、世間から尊敬を集めていた男、真田幸村(加藤雅也)。しかし実はこの幸村、その男前な容貌と、偶発的な幸運の連続によって勝ちを拾ってきただけの、気弱な〈腰抜け男〉だったのだ!

実像と虚像の違いに悩んでいた幸村はある時、猿飛佐助(中村勘九郎)と運命的に出会う。忍者の里から飛び出してドデカいことを成し遂げたいと思っていた佐助は、幸村を担いで「本物の天下一の英雄に仕立て上げようじゃないか!」と、同じ抜け忍の霧隠才蔵(松坂桃李)を筆頭に一癖も二癖もある十人の男たちを集め、世にいう《真田十勇士》を誕生させる!


亡き秀吉の妻・淀殿に呼び寄せられた幸村、そして十勇士たちは、またたく間に徳川との最終決戦の最前線に立つこととなった。戦国最後にして最大の戦い、徳川対豊臣の〈大坂の陣〉がついに幕を開ける!

ついに明かされる“真田丸の謎”、佐助と才蔵を狙う、くノ一(女忍者)の火垂(大島優子)との“因縁”、淀殿と幸村の禁断の“秘密”、そして勝つ事は不可能とも思える圧倒的に不利な徳川との戦いで、佐助と十勇士が企てた驚愕の“大仕掛け”とは・・・。徳川軍二十万VS十勇士、時代を変える《大逆転》がいま、始まる!!


=クレジット=

出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、 永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、 村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、 伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健(特別出演)、 加藤雅也、大竹しのぶ

監督:堤幸彦 脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也 

配給:松竹・日活 映画:『真田十勇士』 公開日:九月二十二日(木・祝)全国超拡大ロードショー 

©『真田十勇士』制作委員会 http://sanada10braves.jp/ 


映画『真田十勇士』初日舞台挨拶/松竹(9601T.1)、日活㈱


撮影記者:原田眞吾

© FPhime