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産後ドゥーラ いづみ恭子

ドゥーラという仕事

2016.09.24 16:41


4月に開業したばかりの私は

毎日、皆さんに育てていただいている。

赤ちゃんのいるお家で、赤ちゃんと一緒に育てていただいている。


最初は無我夢中で、何だかよくわからなかったけど

定期で何軒かのお宅に入らせていただくようになった今、

ドゥーラという仕事の素晴らしさを感じ始めている。


お母さんと生まれたばかりの赤ちゃんが抱っこして目を合わせている姿は

本当に美しく、光に溢れている。

空から降りてきた光をお母さんが受け止めているという感じなのだ。

遠くから見ていても、眩しくて、思わず目を細めてしまう。

(けれども、その瞬間は、私自身にもあったはずなのだ。

10年前に息子と。

そして、半世紀近く前に、母と。)


親子の一生のうちでも本当に限られた、大切な時間を

私は訪問先の皆さんと共有させていただいている。

私ができることは、たくさんはないけれど、

その時にできることを精一杯させていただく。

何度か訪問を重ねていると、まるで家族ができたような気持ちになってくる。

心の深いところから、じんわりと暖かいものが流れ出てくる。

豊かな時間をいただいているなあと思う。


そう、与えるはずのお仕事なのに、

いただいている方が大きいのではないかと毎回思うのだ。

本当にありがたいことだ。


この瞬間が、私の人生にとってどんな意味を持つのかは、

いまの私にはわからない。

10年後にいまを振り返って、私はどう思うのだろう。


いまは、とにかく、お母さんたちを支えられるよう、

できることをするという毎日を重ねていこうと思う。