Watchman (左心耳閉鎖デバイス)
どんな人に使うの?
CHADS2スコアまたはCHA2DS2ーVAScスコアに基づく脳卒中及び全身性塞栓症のリスクが高く、長期的に抗凝固療法が推奨される非弁膜症性心房細動患者にのみ考慮される。
これらの患者のうち、出血性リスクが高い場合に長期的抗凝固療法の代替として検討される。
出血性リスクが高い患者(1つ以上該当の場合)
・HAS-BLEDスコア ≧ 3
・転倒外傷に対して治療をした既往が複数回
・びまん性脳アミロイド血管症
・DAPT併用が1年以上必要
・大出血の既往
除外基準は?
・心臓内血栓
・ASDやPFOの修復治療歴、中隔瘤
・LAAの解剖学的構造が適さない
・LAACの手技に禁忌がある(TEEやカテーテル挿入が困難等)
・抗凝固療法、DAPTが禁忌
・併存する心疾患
開心術が必要な病態(弁膜症etc)
抗凝固が必須の状態(機会弁etc)
感染性心内膜炎
準備(Local rule)
普通の全身麻酔の準備+ヘパリン
A-lineは術野でFAに採ってくれる。麻酔科で採らなくても大丈夫。RA採っちゃっても大丈夫。
TEEのオーダーは、循環器内科。ただし、他の手術との兼ね合いでエコーの機種を前日までにチェックする。GEは、X-planeが角度差が90度で固定なので、watchmanでは扱いにくい。
手順
病棟で輸液を前日夜から約1500mlされてくる。
入室と共に輸液を負荷し始める。左房圧>10cmH2O必要なため。
麻酔導入
FV穿刺 & TEEにてinitialな状態をチェック。心嚢液がないか?血栓がないか?左心耳計測
経心房中隔穿刺:Inferior&Posteriorであることを、TEEのME Bicaval & AV short axis viewにてチェック、tentingが大きい場合、穿孔に注意。
穿刺後、ヘパリン投与:ACT>250secとなるように。
左房圧測定:左房圧 ≧ 10cmH2Oであることを確認。未満の場合は、輸液負荷。
左心耳が膨らんでいる状態でサイズを合わせておかないと、術後脱落リスクが生じてしまう。この状態での左心耳の入口部径と左心耳の深さを測定する。
TEEでLSPVを描出し、ガイドワイヤーをLSPVへ挿入。
経心房中隔