「宇田川源流 日本万歳!」 がんの予兆を感知するという研究をしている東京大学
「宇田川源流 日本万歳!」 がんの予兆を感知するという研究をしている東京大学
月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本のすばらしさや、日本の誇りに思えるところを取りあげて、我々毎日日本で頑張っている日本人に、日本のすばらしさをお届けしようということを考えている企画である。
月曜日というのは、土日の休みを過ごしてこれから一週間頑張らなければならないというところである。一部では「働く」ことが嫌で「ブルー・マンデー」などといわれたりしているのであるが、その時に、せめて心の部分は日本人の誇りを胸に働き、頑張っていただきたいと思っているのである。
そのように考えた場合、実際に日本人というのは、実に素晴らしいというように感じることがある。
実は日本人というのは、自分たちが行っていることは「当たり前」と思ってしまい、一方で他の人のことは自分では思っていないことをその中に見つけ出し、その相手を褒めるのである。これは「褒める」ことが目的ではなく、日本人は、そのように自分が考えも及ばなかった行動から、相手を学び、そして次の自分に活かすということを行う。その時に「褒める」という行為を行って、相手の中に取り込まれるように考え無意識に行動をすることになっているのである。
日本人は、実際、このように「自らにこだわることをせず、相手の素晴らしいところをまね、そしてその内容を自分の中で消化して、自分のモノとして運用する」ということが最も得意な人間であるといえる。
日本というのは、古代、大陸や半島からの文化が日本に入ってきて、通過することなく日本の中にその文化が留まる。その受け入れた文化を日本独自に発展させるということができるのである。
漢字も仏教も大陸から渡ってきたものであるが、しかし現在では日本の独自の文化として発展してきている。相手に朝貢(遣隋使・遣唐使など)しながらでも、そのような文化を入れ、必要がなくなればそれを打ち切って「国風文化」を始めるようになり、独自に日本のそれまで持っている固有の文化と合わせて、その文化を日本人に最も良い形で発展させるのである。
このことをもって「起源は」などということを、あまり頭のよくない国の人々は言うかもしれないが、まあ、その発展の系譜が全くわかっていない評論を、ここで問題にすること自体無駄なのかもしれない。
蚊の嗅覚で微量のにおい検出成功 東京大 がんの予兆感知に期待
蚊の触覚にあり、人のにおいを感知する「嗅覚受容体」を組み込んで作ったセンサーで、人の呼気から、がんの進行度を示す微量のにおいを検出することに成功したと、東京大と神奈川県立産業技術総合研究所の研究チームが発表した。
米科学誌に13日掲載された。将来的には、がんの進行度を示す数値「腫瘍マーカー」を呼気から検出することも可能になるといい、研究チームは民間企業と連携し、今後10年以内の実用化を目指している。
研究チームは平成28年、人の汗のにおいを感じる蚊の嗅覚受容体を用いて、においに反応して動くロボットを開発した。電気信号が流れる回路を作り、センサーにして反応させる仕組みだ。
今回、このセンサーの感度と精度を向上させた。受容体を人工細胞膜に組み込んだセンサーをつくり、水溶液に溶けたにおいの分子を感知させる際、においと受容体が高い確率で結合するようにした。
研究チームは、このセンサーで肝臓がんの進行度などを示す腫瘍マーカーと考えられている「オクテノール」を含むガスを測定。その結果、0・5ppb(ppbは10億あたりどれぐらいあるかを示す単位)の微量なにおいを検出することに成功した。
また、人工細胞膜の合成方法を変えたところ、1ppm(ppmは100万あたりどれぐらいあるかを示す単位)以下のオクテノールガスを10分以内に90%以上の確度で検出できるようになったという。
蚊の嗅覚受容体は約100種類あるといい、研究チームは、別の異なる昆虫の受容体を組み合わせるなどすれば、様々なにおいを検出できるセンサーを開発できるとみている。今後、民間企業などと連携する予定で、実用化に至れば、がんや糖尿病などの疾病の呼気検査のほか、麻薬・爆発物の検知、食品検査などに使える可能性もあるという。
2021年1月14日 8時22分 産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/19530900/
さて、今回は「がんの研究」である。正直な話、現在の雰囲気からすればコロナウイルスの研究こそ行うべきなどという人がいるかもしれない。しかし、日本の場合、少なくとも日本人の初感染から1年間で、死者が累計で5000名になったということであり、一年間のガンの死者数は、2020年の予想数で約100万人(国立がん研究センターホームページより)に比べてらはるかに少ない。
当然に「政治などの雰囲気にで考えるのであれば」コロナウイルスの研究が必要なのかもしれないが、本当に人類のことを考えるのであれば、当然にがんの研究をすることが良いのではないか。
さて、私の主治医の話によれば「がんというのは、治るものではなく、切り取る物」というような認識を示してくれている。まあ、そのように考えた場合、がんというのは「早期発見早期対処」が最も良い物であり、その予兆をいかに早めに見つけることが重要なのである。
その意味でがんの予兆を見つけるという研究はかなり様々なところで行われている。世界各地で犬に臭いをかがせるとか、がんの血液検査で様々なことを調べるなどがある。
さて今回東京大学が研究をしたのは、蚊の触覚にあり、人のにおいを感知する「嗅覚受容体」を組み込んで作ったセンサーで、人の呼気から、がんの進行度を示す微量のにおいを検出する<上記より抜粋>ということだそうだ。
まあ、はっきり言うが私のような化学や医学に疎い人間人は何を言っているのか全く分からない。しかし、「蚊」の研究をおこない、その「蚊」からヒントを得てロボットを作り、その中で、人間の役に立てるというのはやはり日本人らしい。あえて他の国も似たような研究を行っていることはわかっているが、そのうえで、日本は、やはり「蚊」や他の虫など様々なものを「師」として仰ぎながら研究をしており、そしてそのことが日本人だけではなく人類全体に貢献する内容になっているということになるのではないか。
蚊の嗅覚受容体は約100種類あるといい、研究チームは、別の異なる昆虫の受容体を組み合わせるなどすれば、様々なにおいを検出できるセンサーを開発できるとみている。今後、民間企業などと連携する予定で、実用化に至れば、がんや糖尿病などの疾病の呼気検査のほか、麻薬・爆発物の検知、食品検査などに使える可能性もある<上記より抜粋>。
まさに、日本人の研究というのは、このように、様々な者から学ぶことができる。それが日本人の誇りではないのだろうか。