初心を忘るべからず
2016.09.24 11:07
【word】
近く、花の生産者様の披露宴があり、
とても楽しみなのですが、
ご自身で生産されている、個性的なお花を多く持ち込まれます。
先日、お話しをしていると、
花関係のいろいろな方から、話を聞いているとのこと・・。
ちょっと緊張してしまいます。
技術は間違いない人だと聞いてます
と言葉を頂き、少しほっとしました。
この時期育てていらっしゃるのは
面白いお花、weddingには珍しいお花です。
ブーケにたくさん入れてほしいとリクエストを頂きましたので、
個性的なブーケをお作りします。
「ただかへすがへす、初心を忘るべからず」
「初心忘るべからず」
よく聞き、よく使う言葉ですが、もともと世阿弥が風姿花伝で使った時の意味は
少し違いました。
世阿弥のいう「初心」は
己の技量の未熟さ
己の技量の未熟さを忘れてはならない。
是非の初心
時々の初心
老後の初心
と書かれています。
それぞれを考えてみたくなりますね。
忘れることなどない、と思ってはいても、
どこかに驕りがないか?
時々の初心を忘れず花に努めたい。
今日は、長年一緒に仕事をしたスタッフと話しをしながら、
そんなことを考えました。
花と人から学ぶことばかりです。
花とともに
KAMOE&ARNE
にしむらゆき子