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【開催報告】ご参加ありがとうございました

2021.01.26 01:28

 第9回日本公衆衛生看護学会学術集会にワークショップはオンラインで開催され、学生さん、教育関係者、現職の保健師の方たちにご参加いただき、「へき地での人材確保」をテーマにそれぞれの立場から活発な意見交換を行いました。


今年、就職を決めた学生さんからは、先生からご縁をいただき訪れた山間地域の保健師活動のよさが印象に残っている話がありました。また、現在就職先を探している学生さんからは、へき地に勤務しても仕事に必要な教育を受けられるのか、文献などはどのように手に入れられるのか、などの心配の声がありましたが、参加していた教員からは、ぜひ大学の先生や、就職先の公立大学の先生などに連絡をとってほしい、などの助言を受けられました。

先生たちは、保健師さんたちが声をかけてくれるのを喜んでくれるのですね。このような立場の違う互いの気持ちを知ることができるのも交流会の良さですね。


さらに、就職先を情報収集する際、何を知りたいか、という内容ですが、実は、それぞれの保健師さんたちの「家計」を知りたい、台風がきた時どのように乗り越えるのか聞いてみたい、という保健師の暮らしに関する質問が多く出たのも印象的でした。それらは、公募の際にはなかなか書いていませんので、やはり生の声を聞く機会が必要ですね。


現在ではSNSで自分の保健師活動を発信することもできますから、保健師を募集している自治体の方はご検討ください。そして、本会の交流会にもぜひご参加くださいませ。


それにしても、保健師の生活を知りたい、とはまさに生活を重視した看護をできそうな有望な学生さんたちだと思いました。


オンライン化が急速に進んだ1年間でしたが、へき地の保健師にとっては有利になったことも多かったと思います。これから、へき地の保健師や関連する事務職さんたちにインタビューしたりして動画を作成したい、という教員の方もいらっしゃいました。


本会もオンライン茶話会や交流会などを活用して、へき地の保健師活動の魅力を発信したり、難しさを一緒に考えていったりしていきたいと思います。