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yoyo

三宅香帆『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』

2021.01.26 12:59

小説の書き方本ならぬ「読み方本」なのだけれど、書く人にも響くことが沢山あるのではないかなと思う。“よくある話でも細部を語れば文学的になる”とか“小説は現実逃避なんかではなく、日常を戦うためのものでもあるし、日常と戦ってくれる存在でもある”とか。

私は三宅さんの読書や映画の感想ツイートがとても好きで。物語を客観的に見つつ、自分に引き寄せて語られているからとても響くのです。そういう、小説の愛し方(というと大仰だけど)をおすそ分けしてもらえる本です。

感想書くようになって、自分の小説の読み方学生時代から変わってない、というかいろんなことを忘れて後退しているような気がすると感じていたので、このタイミングで手にとれて良かった。読み方のエッセンスを教えてもらえます。