赤い提灯の季節
2021.01.29 02:40
あと2週間ちょっとで旧正月なので、シンガポールの街にも赤い提灯飾りが増えて来た。
フラトンホテルのエントランスも赤と金のThe中華な色に。
赤い提灯を見ると思い出すのが、チャンイーモー演出の映画”紅夢”。
灰色した塀が高く、重い石造の大院(屋敷)に住むのは裕福な主人、その正妻に何人もの愛人達。
旦那が「今日は誰と寝る」と決めれば、その部屋の前に紅い灯籠が灯ると言うしきたりの中で暮らしていくうちに、愛ではなく灯籠を灯すことだけが目的になる。繰り広げられるのは嫉妬、嫌味、嘘、騙しあい・・・・ドロドロとした女の戦い。
映像は始終モヤァ~と霧のかかった色彩で、その中に浮かぶ赤い提灯がとても印象的。そしてコンリーの演じるのが気の強い第四夫人。
彼女は中国生まれだけど、シンガポールのクレイジーリッチと結婚した時にシンガポール国籍を取っていたのね、知らなかった・・・今は離婚してフランス人と再婚したらしいけど。
最近はスーパーにはも猫柳が売っているので、130㎝丈程の束を買って、そこに上海在住時に市場で買った小さな赤い提灯を飾ってみた。
箱買いしたので、まだ沢山残っているミニ赤提灯。本来は紅包なども飾ったりするらしいのだけど、控えめに・・・・
先週末、激込みだったチャイナタウンに行って、幾つか飾り物を仕入れて来たので、春節デコレーションが楽しみ。