ルミナ・スパークとは

2021.01.28 03:02

ルミナ・スパークは、
イギリス・ルミナラーニング社で2008年に開発された、
強みに焦点をあて自分のパーソナリティーを測る心理測定ツールです。

外資系企業を中心に日本でも導入されていますが、
日本の、特に個人の方にはまだまだ馴染みがないかもしれません。

世界30言語で受けることができ、100万人以上がこの診断を受けています。

パーソナリティーと心身の健康や幸福感

近年、パーソナリティーが心身の健康や幸福感に及ぼす影響の研究は
ますます進んでいます。

人間の性格は「ビック・ファイブ理論（※1）」と呼ばれる
５つの因子で構成されていることが多くの心理学研究者の実証研究から
わかってきています。

人は特定のタイプにあてはめられるものではなく、
この５つの因子の尺度の中のどこかに位置しています。

ルミナスパークはこの「ビック・ファイブ理論」に基づき、
アカデミックな信頼性と妥当性を追求した心理測定ツールです。

ルミナ・スパークは

４つのカラー
８つのアスペクト
２４のクオリティ―で

あなたの強みに焦点をあてたパーソナリティーが表現されます。

カラフルな図とグラフ、詳細な記述で構成された40ページのポートレートは
「あなたはどんな存在なのか」を教えてくれます。

ルミナ・スパークの最大の特徴は「３つのペルソナ」です。

本来の自分、仕事での自分、ストレスがかかったときの
自分の強みをそれぞれ測定します。

あなたも、場面によって自分を使い分けていることに気が付くことはないでしょうか。

例えば、プライベートでは、家族や親しい友人に自分の意見ははっきり主張することが多くても、
仕事では「あまり自己主張しすぎると人間関係がうまくいかず仕事に支障がでるかもしれない」と考えて、たとえ上司に反対意見を持ってもぐっと言葉を飲み込んでいるなんていうことがあるかもしれません。

ただ何かのきっかけで強いストレスがかかるとコントロールが効かず、「強く自己主張する」という本来のあなたが表れるかもしれません。

パーソナリティーは遺伝的な要素が約5割と言われています。

また本来もつ自分のパーソナリティーと、
それを発揮できる環境が一致すると、
パフォーマンスも幸福度も高まることがわかっています。

ルミナ・スパークは、自分の強みを知るだけでなく
周囲への影響と周囲と協力して成果を出していくためのヒントも提供してくれます。

一度読んで終わりではなく、
人生を通じて開くたびに気づきを得ることができます。

ルミナ・スパークを使って自分を深く知り、
自分を活かす環境を作っていくことで
パフォーマンスと幸福度を高めていくことができるのです。

※１・・ビックファイブ理論の５因子「誠実性」「協調性」「情緒安定性」「開放性」「外向性」

参考文献　「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義」ブライアン・R・リトル