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藤田晋 invitational RTDリーグ

アガリ回数で白鳥が小場を制圧!準決勝 第2節 2回戦レポート

2016.09.28 11:00

9/21(火)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグ準決勝 第2節 2回戦の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)

佐々木 寿人(日本プロ麻雀連盟)

白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)

小林 剛(麻将連合)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。


2回戦に登場したトータル最下位の白鳥を見ると、トレードマークともなりつつあるサスペンダーをしていない。

何やら、「サスペンダーをした日の成績があまり良くなかったから」とのこと。

この若き勝負師も、ゲン担ぎをするのだなと感心する。


東2局、1p2枚切れから藤田がカン2pをチーしてこのリャンシャンテンに構えている13巡目。

すでに字牌の手出しツモ切りも入っており、ドラ色であることを考えると、他家は真っ直ぐには押し返しにくい。

そんな中、この終盤で深い踏み込みを見せたのが白鳥だった。

生牌の東とドラの9pが浮いているテンパイで、両方とも藤田に打ちにくい。

マジョリティは、東切りのダマテンだろうか。テンパイを取らないというプレイヤーも多そうである。

一方、白鳥の選択はドラの9p切り。

順子で使われている可能性がある分、東よりポンされにくく、なおかつ鳴かれたときに打点が読みやすい方を選んだ。

すると、この9pを藤田がポンして東切り。

これを見て、東を打てるようになった白鳥が6mを引いて東を併せると、次巡に3mを引き寄せた。

700・1300と高打点ではないが、供託と1本場で十分な加点である。


この後、なかなか決まり手が出ないまま、小場の得意な小林が先行する展開で南入すると、決め手にするべく、オヤの佐々木がリーチをかける。

ここに斬り込んだのはまたしても白鳥。

ピンズのホンイツも見ていたが、佐々木からリーチが入った状況で、この接戦であれば、もう打点は関係ない。

リーチのみで果敢に追いかけた。

すると、これが望外の一発ツモ。

ウラは乗らなかったが、1000・2000で白鳥がトップ目に立つ。


微差のトップ目だが、この接戦ではかなり大きなアドバンテージ。

後は、手牌に素直に打ち、オヤ番では藤田から1mで2900を加点。


オーラスもわずか4巡でアガり切り、白鳥がトップで幕を引いた。

最高打点1000・2000の小場を、白鳥が打点よりアガリ優先の構えで押し切った。

小場の得意な小林を抑えてのトップに、白鳥も満足げな表情を浮かべ、トータルも同点5位に順位を上げている。


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)


■次回放送(準決勝第3節):10月4日(火) 16:00~ AbemaTV麻雀チャンネルにて