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両国サンライズレセプションパーティー。

2021.01.28 11:21


代々木Zher the ZOOが閉店したと今日知った。

高校生の頃観に行っていた箱だったので、ああ、と思った。

衣食住の地盤から、遠いものから順番にすり減っていく。

それらはいわゆる不要不急ではなくて、豊かさの象徴である。

いま、世界がとても余裕のない状態で、その結果が目の前の光景なのだ。

豊かなところからけずれていく。

それは早急に必要かどうかとかではなく、とても大切なものだと思う。

「火垂るの墓」の映画で、戦争の貧困の末、已む無くお母さんの遺品の着物を売るというシーンがある。

嫌だ嫌だと泣き喚く妹の節子を思い出した。

途方もなく大きな世界の流れの淵にいるものは、いつも泣き喚き、流されるしかないのだろうか。

不慮の心の乱れに対して、有効な思考や落とし所についての知恵をなるべく多く蓄えておくのは、有効且つ最善の策だと思う。

耐えきれない感情の齟齬が、悲しみや怒りとして噴出する。

心が壊れてしまわないように、感情として発散させる。

しかしその衝撃に耐えられなければ、結局人は壊れてしまう。

起因である齟齬をなくす術を我が物と出来ないとしても、仕組みくらいは心得ておきたい。

JR高円寺駅のホームに上がると、雨が雪に変わっていた。

通りで寒いわけだ。

雪が降るとの予報で降らず、雨の予報が突然雪に変わる。

人の憶測の範疇なんて、そんなものなのだな。

「そうでなくては面白くないでしょう」

と言われているような気もする。

病室内で死の淵に居る祖父や祖母に、

「行かないでー!!」

と願い一命を取り留め続けたなら、世の中の人口は溢れ返り、面白いどころの話ではない。

目先の希望通りが、必ずしも良い兆候への道筋とは限らない。

なるようにしかならないし、なるようになるものだから、あんまりおどおどしないでいたい。

貸看板屋の看板が猫で可愛かった。

雪の中なので寒そうで、少し胸が痛む。

宣伝するニャン、と書いてある。

して欲しいニャン。

宣伝はシラフで話すのと同じくらい苦手なので、是非とも代わりに宣伝して欲しいニャン。

でも、私自身が宣伝という行為や効果を望んでいないとするならば、猫の手を借りてまでお願いすることでもないのかもしれない。

こうしなくちゃ、こうでなくちゃ、の目指すところや基盤が何であるのかきちんと考えると、実の所必要のないものばかりだ。

私は、なんとなくの愛着や慈悲に、手を伸ばし過ぎる。

私に必要なものを手離してまで、そういうことをし過ぎる。

そういうところだ。

そういうところだぞ。

今日は、両国サンライズのレセプションパーティーに行ってきた。

ダムダム団で3月12日出演させて戴く予定もあるし、これは行かねばと。

リニューアルオープンということで、Twitterでもちょくちょく改装の様子が流れていた。

かなり大掛かりな様子だったが、実際行ってみて改めてすごーいとなりました。

入り口。

新しいロゴはシャキーン!としたシャープでカッコイイ感じのもの。

お祝いのお花もたくさんありました。

壁のロゴ。

かっこいい。

皆様記念撮影をしていらした。

私はぼっち参加だったので合間を見てこっそり撮らせてもらいました。

偶然入る時にお会いした池さんがざっくり解説して下さった。

エントランスの場所も変わっていてびっくり。

うおお、全然感じが違う。

風水とかで言う気の流れとか良い間取りとかって、本当にあるんだろうなと思った。

入り口ひとつでこんなに違う。

ステージ背後にも新しいロゴが。

パーティーの途中で、新しくなった照明を鬼滅の刃のオープニング曲にのせて披露するタイムがあった。

カッコよかった。

3月はこのカッコいい照明でライブが出来ると思ったら、テンションが上がった。

トイレもきれいでかわいい。

ロゴやマークはカッコいいけど配色は全体的にポップで、どちらもいける感じ。

親しみ易さがとてもよい。

個人的にはお手洗いの鏡と台のリーチが短いのがとても嬉しい。

超個人的な使い勝手だが、目にゴミが入ったり、稀に化粧をする際、鏡に近付けない作りだととてもやきもきする。

ありがとうサンライズ。

ちょっとブレてしまったが、本日お酒やおつまみはフリーということで、よりどりみどりのアルコールが。

スーパードライとポップコーンを戴いてあちこち見てまわる。

楽屋は喫煙スペースとして解放されていた。

煙草は吸わないが、どんな感じになっているかなと見に行く。

と、じゅんじゅん?と声を掛けられて振り返ると、ギロッポンのマエカワラさんだった。

私が電氣ブランというバンドを率いていた八王子RIPS時代、色々とお世話になり神戸遠征にも連れていって下さった方である。

いやいやいやいやお久しぶりですどころではないぞ。

下手をしたら、10年振りだぞ。

知ってる人いないだろうとたかを括っていた上酒もまだ数口しか入っていなかったので、

「うわあぁー!!よくわかりましたねぇーッ!!!」

と、お馴染みのキョドり芸を見せた私。

でも本当、なんで気付いて下さったのだろう。

私の中に、私のかけらが残っていたのか。

以前サンライズに出演した際、楽屋にギロッポンのポスターが貼られているのを見て、ニアミス!と思っていた。

Twitterで見てるよー!と言って戴いた。

亀より遅くても、投稿してきた甲斐があった。

別れ際、きっと近いうちに会いますね、でなければ呑みましょう、とご挨拶。

ギロッポンと対バンしたいなあ。

そいつは胸アツだなあ。

変わる変わるたくさんの人が訪れては入れ替わっていくフロア。

そんな様子を見ながらビールを呑むのは、心地がよかった。

場所や人を身体に馴染ませるって、革靴にオイルを塗り込む感じに似てる。

心のひとつの段を滑らかにするために、とても大切なのだなと思った。

お酒はそれを少し手伝ってくれるツールであって。

[▲両国サンライズのリニューアルオープンの動画。あたたかでとてもよい。]


ひとつなにかが終わりを迎えても、きっと人に空間に吸収されて、どこかで絶えず息を繋ぐのだと思う。

だからそんなに、日々に悲しみを膨らませないでいたい、と思う。




スーパードライ350ml缶を呑み終え、2杯目は小瓶にした。

小瓶は334ml。

手元にあるとあるだけ呑んでしまうし、呑み干さなくちゃ!と思って辛いのは嫌だなと思った。

MAX3杯と決めたのだが、実際に始めてみたら2杯が程良く感じる。

この間、おかわりしなよーと言われた際も、否!大丈夫デス!本当!なんかすいません!!と言ってお断りした。

私のネジは、ぶっ壊れた振りしていただけだった。

わかっていたけれど、結果が伴わなければただの妄言になってしまうのでね。

成し得たい時は、無言実行に限る。

もうしばらく、こんな感じで生きてみる。

そういえば今日、ごちそうさまでしたと言いそびれてしまったな。

サンライズの皆様、素敵な時間をありがとうございました。

ごちそうさまでした。

3月12日、何卒宜しくお願い致します。