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suma's Occupationー作業療法を楽しむためにー

報道の論理性

2016.09.28 12:31

こんばんは、sumaです。




最近の異物混入問題の報道についてです。



報道の本来の目的は正しい情報を伝えることですが、


様々な演出やコメントから報道における情報に歪みが生じます。



また、受信側の私達も歪みが生じていることを前提に、正しい情報を認識しようとする努力が必要です。




今回の異物混入の報道について。




事件発覚時、ある患者の死因が中毒症であり、点滴の中に界面活性剤が混入されていた、という内容でした。



これは事実だと思います。




しかし、次に点滴の泡立ちによって違和感に気づいた、という看護師の発言に対して、


司会やアナウンサーの「点滴が泡立つんですか?あり得ないですよね」など、泡立つ点滴がないかのような発言は正しい情報とは言えません。


変な話、一般の人が病院で点滴を振って、もし泡立ったら不安に感じますし、患者と家族への対応業務が増えるんじゃなかろうか?



また、80床前後の病院で、2ヶ月間に50人が死んでいた。



という報道に関しても、それが「多いだろう」という印象はわかるけど、


同病院の前年度との比較や他の病院との比較がないまま、


偉い先生を呼んで「あまり聞いたことありませんね」っていうコメントをもらって


司会が「そうですよね、2ヶ月で50人死ぬなんてあり得ませんね」「やっぱり、おかしいですよね」みたいな発言で



死亡数から予測できないこと=業務上の過失みたいな報道の撮り方はやめて欲しい。




統計マジックがすべてじゃないけど、少なくとも生のデータをもとに話すべきだし、偉い先生のコメントはあくまでコメントです。



感想文を、論文みたいに扱わないでほしい。




そして、今回の事件に関しては、現段階は犯人の特定に限る情報に留めるべきだったと思う。




病院で起きた事件だから、その信用問題はもはや回復困難な状態かもしれないが、


犯人特定以外の報道は病院の問題を露わにし、信用をいたずらに失わせる。




そしておそらく、組織の問題を一所懸命に改善したとしても、それは報道されない。



つまり、報道は解決できない信用問題を過剰に起こしている。




この論理は、自分で転んだ傷を、面白がっていじるような行為で、大人がする行為じゃない。



分別をわきまえて報道してほしいし、報道をみてほしい。




根拠も明らかでないのに、印象と演出だけで結論付けようとする報道に疑義を感じてほしい。




これは、SNSでも同じ。




犯人は明らかに悪い。




病院が悪いかどうかは、因果関係を明らかにしてから責めてくれ。



可能性なんて、このストレス社会ではどこだってある。





だから、病院とその他大勢を勝手に巻き込むな。




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