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YURURELAM ~ユルリラム~

夏の終わりと、母との別れ その13

2016.09.28 15:38

母が救急車で運ばれてから、亡くなるまで。

1週間を病院で過ごしました。


お医者様の余命宣告通りで。

「几帳面だったお母さんらしいね、本当にちょうど1週間で逝くなんて…」と話したのを覚えています。



この入院していた最期の1週間、母は少しずつ弱っていきました。


倒れた翌日はモルヒネで朦朧とし、脳出血の影響での半身麻痺で

口も回らない状態ではありましたが、時々何かを伝えようとしていて。


自分がそんな状態なのにも関わらず、面会時間終了の音楽を聞いて

うちに「だんなさんが待っているから家に帰るように…」と伝えようとしたり。

弟の食事や体調を気にしたり。


自分がこんな状態なのに、人のことばっかり!!!

「倒れてもほんまお母さんじゃね…」と弟と言い合いました。


あとは顔が麻痺して違和感があるようで、エネルギーを送って欲しいというような訴えをしたり。

高熱でほてった顔を冷やして欲しそうにしたり。


麻痺と弱った身体のせいで、何を言っているかはほとんど聞きとれない状態でしたが

握った手を弱々しく握り返してきたりと、母はまだたしかにそこにいました



2日目になると、ほぼ眠りっぱなしの状態で喋ることもなく…

薬で朦朧としながら、たまに譫言のように言葉に聞こえない言葉を発するくらいで。


眠る母の唇が乾燥して切れてしまわないように、水分を含ませて

クリームを塗るということを繰り返していました。



3日目には酸素マスクになり、ほぼ完全に喋る事ができなくなりました。


お医者様の話では、意識がないのは薬による混濁というより

脳出血の影響で不可逆的なものなので…

話かけても聞こえないだろうし、今後意識が戻るという期待はちょっと…ということでした。



ただその後で、それを聞いていた看護士さんがこっそりと

「私はご家族の声、ちゃんと届いてると思います!

 動く方の手の反応を見てると、思い込みかもしれないけどそんな感じがするんです…。」

と伝えてくださって。


どちらが良い悪いというわけでなく、お医者様と看護士さんの立場の違いを見た気がしました。




続きます。