ネックの反りに関して Part1
こんにちは、BTree Music ベース講師 ベースケ(Basske)です!
今回はメンテナンスの基礎となるネックの反りに関して、解説していきます。
ネックの反りに関しては、色々な言葉を耳にした事がある方は多いのではないでしょうか。
いまいちよく分からないという方も多いと思いますので
まずはネックの状態から解説していきます。
順反り
画像の矢印の方向に、ネックが曲がってしまっている事を【順反り】といいます。
エレキベースは、木材で出来ている部分が8割以上あります。
木というのは金属ではないので、湿度や温度などの環境によって収縮をしてしまいます。
これによって起きる状態の事を【ネックの反り】といいます。
順反りが起きていると、矢印の方向に曲がっているのですから
フレットと弦の間隔が広くなってしまう事になりますよね。
そうすると弦高が高くなってしまい、左手の押さえる力が沢山必要になってしまうので
弾きづらいという状況になります。弦のテンション(張っている力)も少し強くなります。
逆反り
画像の矢印の方向に、ネックが曲がってしまっている事を【逆反り】といいます。
逆反りが起きていると、矢印の方向に曲がっているのですから
フレットと弦の間隔が狭くなってしまう事になりますよね。
そうすると弦高が低くなってしまい、押さえているフレットの次のフレットに弦が当たってしまい音がちゃんと鳴らない事が多くなります。弦のテンション(張っている力)も少し弱くなります。
音がうまく鳴りきれず、ノイズのような音が鳴っている事を【ビビリ】といいます。
ストレート
言葉の通りですが、ネックがどちらにも曲がっていなくまっすぐな状態の事を
【ストレート】といいます。
私は基本的にはこの状態が一番良いと思います。(少し順反り気味が良いなんて言ったりもしますが)。
私のベースのほとんどは、ネックを限りなくストレートにし、音のビビリが少なく
弦高も弾きやすい高さを維持出来る状態にしています。
ここまでのポイントとしては
ネックの状態によって弾き心地が変わる!
ネックに関しては、状態によって音も変わってきますので、故意に順反り気味にしている人もいますので、ケースバイケース。どの状態が正しいとは一概には言えません。
それこそ自分の体格、手の大きさや、プレイスタイルによって調整していく事が理想となってきます。
今回はネックの状態の基礎となる部分を解説しました。
次回はその他のネックの状態に関しても、解説していきます。
分からない所、ご質問がありましたら、お気軽にコメントやお問い合わせを下さいませ。
BTree Music ベース講師 ベースケ(Basske)